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広島マツダ工場で作られるイタ車「アバルト124スパイダー」はステキな“ハーフ車”

 それでも消えないものがある。それは、輸入車の左ウィンカーだ。  輸入車は右ハンドルでも、ウィンカーレバーは左側についている。右側はワイパー。元が左ハンドルなので、右ハンドル車でも左用ハンドルを流用しているからです。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1230176

アバルト124スパイダーは6MTが388万8000円、6ATが399万6000円で、エンジンは1.4リッター直4ターボ(170馬力)。ロードスターは6MTが249万4800円~、6ATが280万8000円~で、エンジンは1.5リッターNA(131馬力)。シートなどは違いますが、内装はうり二つです

アバルト124スパイダー よって国産車と輸入車を両方持ってると、たまに間違えて交差点でウィンカーではなくワイパーを動かしちまう。ボンクラ諸君はそんなクルマを目撃しても何も感じないでしょうが、今後は「あっ、家にガイシャと国産車、両方あるのかな?」と理解するように。理解したところで何のメリットもないが。  とまあ、輸入車は右ハンドルでもウィンカーは左なわけですが、こちらの赤いオープンカー、アバルト124スパイダーというクルマはですね、イタリア車なのに右ハンドルで、しかも右ウィンカーなんですよ! こんな輸入車に乗ったのは生まれて初めてかも!  しかもしかもさらに驚くべきことに、このイタリア車、国産車なんですよおおおおおおおお~~~! だって広島で作ってるんだもん。 「はあ!? イタリア車を広島で作ってるだあ?」  ボンクラでも、いやボンクラだからこそ理解に苦しむことでしょう。お好み焼きかそれは!と。このアバルト124スパイダーは、マツダ・ロードスターをベースにしたイタリア車で、エンジンはイタリア本国製を船で運んでくるけれど、生産は広島のマツダ工場。つまり国産車なのだ! ロードスターがベースだからウィンカーも右です。 アバルト124スパイダー だから何? と思われることでしょう。どうせクルマなんか買わないんだからカンケーねえと。免許も彼女も貯金もねえし。  ところがですね、日本という国はボンクラだらけでして、「輸入車は怖いけど国産車なら安心」という腰抜けがまだ多いんですよ。そんな腰抜けのアナタには、この広島製イタリア車はうってつけ! ウィンカーも教習車と同じ右だし。
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