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米大統領選で「カナダ移住」がTwitterのトレンドに!? カナダへ移住するメリットとは

 なぜ彼らは、カナダ移住を考えているのだろうか? まず第一に、カナダという国が移民から成り立っており、移民の受け入れに対して寛容だということが挙げられるだろう。そして、公用語として英語が話されているのはもちろん、フランス語や中国語を話す居住者にとっても暮らしやすいのがカナダの特徴だ。  カナダ移住のメリットとして、北欧諸国などと同様に、医療費と学費の手厚い社会保障が挙げられる。カナダでは医師や病院を訪れる際にヘルスカードを提示するが、この保険では歯の治療以外の大半の治療が無料で受けることができる。  また、カナダでは学費についても、永住権を取得すると市民と同一の学費水準で教育が受けられ、高校までの学費は無料に。州によっては私立学校に入学した場合でも、公立学校に入学した場合の費用部分を州政府が負担するため、年間授業料は格安だ。さらに、カナダの国公立大学の学費は永住権保持者または市民の場合は、年間約2,000から5,000カナダドル(11月9日現在:1カナダドル=約74.9円)と安価で高等教育が受けられる。私立大学も公的補助金が出されるため、国公立大学の学費水準と大差がないのだ。  現在、アメリカでは共和党のドナルド・トランプと民主党のヒラリー・クリントン、どちらの候補が勝利しても、選挙後にはカナダに移住すると冗談まじりに話す人が大勢いるという。実際に「カナダ移住」の流れが現実のものとなるのか、今後の米国民たちの動向にも注目したい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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