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廃線になる「留萌本線」に女子おひとりさまで乗ってきた。“廃線特需”で鉄道マニアが殺到!?

 海辺を走って終着駅増毛に着くと……。  すごい人です!  取材のカメラまで来てるし! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1233790

すごい人です!

取材のカメラまで来てるし!

 もういっそ、廃線詐欺とかしたらいいんじゃないですかね。「廃線するする」言って「やっぱやめよっかな」みたいな。このままずっと特需が続いたら、廃線する必要はないですよね。  普段は無人の増毛駅ですが、10月から駅員さんが派遣されてきてました。廃線特需により、いままでなかったトラブルが相次いでいるのだとか。増毛でも留萌でも、整列乗車が行われてました。乗っていた客が全員車外に出て、完全に車内の準備ができるまで、ホームや改札で整列して待ちます。

無人駅で整列乗車って……

 増毛の駅では、手作りのご飯が食べられました。甘エビのお味噌汁が100円。

ヒゲがはみ出てるけど100円??

 増毛は、にしん漁で栄えた港だそうで、古い建物がいくつも残っていました。

こちらの観光案内所では無料で荷物を預かってくれます

こちらは丸一本間家。ガイド付きで詳しく街の歴史を教えてくれます。とりあえずこのあたりで本間さまといったらたいへん由緒正しいおうちらしい!

 増毛には日本最北の酒蔵もあるので、そこでしこたま試飲して、お土産を買うこともできます。とりあえず、きっぷをお土産に買ってみました。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1233799

駅は健在でも、無人駅なので実質使えない「入場券」

 これは廃線になった後も購入できるとのことでしたが、悩んでる男性の友達にあげようと思います。

整列中で大混雑の留萌駅

この看板も12月まで

深川―留萌間も廃線が決まったので、留萌駅も、途中駅から終着駅になり廃駅へ

 北海道の鉄道は、開拓や炭鉱、物資の運搬と深い関わりがあるようです。留萌本線は、増毛や留萌の港への物資や、捕れたニシンを運ぶための路線だったのだとか。昔、留萌から北に延びていた羽幌線(廃線)は、石炭を運ぶ路線だったそうです。相次ぐ廃線は、ひとつの時代の終わりを象徴しているのかもしれません。特需に乗っかったぶらり電車旅。普段、あまり意識することのない北海道史を実感する旅になりました。〈取材・文/和久井香菜子〉
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