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イタいInstagram投稿をする“空想クリエイター”たち…写真はなぜかモノクロ、彼女をアートの一部にetc.

Twitter:いまだ消えぬアート業界への憧憬「私の彼氏が彫刻家なんだけど…」

「Twitterでもリアルでもつながっている編集ライターの女の子の話なんですが、聞いてもいないのに『芸術畑を出て早4年…』『私の彼氏が彫刻家なんだけど…』と、アート業界への就職が出来なかったコンプレックスがにじみ出ているようなツイートをちょくちょくしています。実際会ってお互いの仕事の話になった時も『アートから離れることは自分の人格を否定するようなもの』ということを言い出して、編集者としての矜持が全く感じられず…。こっちは全身全霊を傾けてエディターをやっているだけに、何だか鼻につく発言でした」(28歳・編集・女性) 「美大卒だけどアート関係の仕事をしていないヤツは往々にしてアートへの憧憬ツイートをしがち。美術館のフェアにいったときは絶対に写真付きでツイートする。自分だけ変わってる感を醸し出しているつもりだろうけど、きわめて凡庸。俺もちょいちょい美術館行ってるし。最近ツイートを追ってないけど、『何者』が世に出たことで萎縮してると思う」(28歳・営業・男性)  「クリエイティブ」という言葉は、若者たちにとっては甘美な響きだろう。だが、それにとらわれすぎると、今自分が何をすべきなのかが見えなくなり、結局『何者』にもなれない危険性もはらんでいる。それは、本記事でコメントを寄せた20~30代の若者たちも例外ではない。「俯瞰して見れる俺」を続ける地獄のメタゲームは適度なところで終わらせたほうが身のためだろう。 ※写真はイメージです <取材・文/日刊SPA!取材班>
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