『恥ずかしながら帰って参りました』は誰の名セリフ?

社会・芸能部門 Q15:恥ずかしながら帰って参りました  ギャルの「若槻千夏。芸能界を引退しかけて、その後テレビに帰ってきたときのセリフ」(17歳)は、まあ納得できんでもない。けど、「グッチ裕三」(21歳)って、あの人どっか行ってた? 「松村。マラソンで倒れちゃって復帰したときのセリフ」(20歳)って、それはシャレにならんぞ。  SPA!世代でも「期待をされて送り出されたスポーツ選手が、ボロ負けして帰国したときのコメント」(25歳・男)なんてのがあったが、正解者も含めて半数近くは「戦争が続いていると思って、ずっと南の島に住んでた人」(33歳・男)まではわかった様子。  正解は’72年にグアム島から帰還した元日本兵の横井庄一さんのセリフ。やはりお年寄りの正解率は高かったが、同じ元日本兵でもルバング島から帰還した「小野田さん」と間違えた人もちらほら。さらには「家出した男の人」(78歳・女)って、範囲広すぎっ。つーか、そんなの名セリフとして残るわきゃないでしょ。 Q16:貧乏人は麦を食え  ギャルの回答で目立ったのはお笑いコンビの「麒麟の田村」。「本が売れて調子に乗ったに違いない」(20歳)なんて声が続々。ほかには「デヴィ夫人」や「叶姉妹の姉」と、金持ちっぽい人を挙げる人も。  ほかの世代からは「政治家の誰か」と惜しい答えも出たが、「麻生さん? こっそり言ってるかもしれない」(65歳・女)って、とんだ濡れ衣着せられてるし。  正解は’50年に新聞に取り沙汰された蔵相時代の池田勇人の発言。SPA!世代は「近現代史の勉強をすれば、一度は目にするセリフ」(25歳・男)と言うが、お年寄りだと「今なら問題発言だが、当時は特に何とも思わなかった記憶がある」(76歳・男)。さすが歴史の生き証人の言葉はリアルですな。 Q17:普通の女のコに戻りたい 「おニャン子クラブ」や「山口百恵」との誤答もあったが、過半数が正解したのはSPA!世代。正解者ゼロだったギャルからは、「普通の女のコ」に反応してか「はるな愛」や「IKKO」との回答が。また「和田アキコ。アッコはもうオッサンだから。寂しい夜の独り言的なノリで言っちゃう」(18歳)って、オッサン扱いかいっ。……気持ちはわかるけどね。  正解はキャンディーズ解散宣言時(’77年)の伊藤蘭のセリフだが、正解率2割弱だったお年寄りのなかには「蘭ちゃんは色っぽかったけど、オレはスーちゃん(田中好子)がタイプ」(62歳・男)なんて声も。ま、個人的な好みは聞いてませんが。さらに「あの3人組の若い芸能人の女のコ」まではわかった76歳の男性。「悪いけど、しょんべん臭いガキには興味ないよ。オレが好きなのは津島恵子って女優。いい女でねー}(76歳・男)。だから、アナタの好みは聞いてませんって。 Q18:わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい 「ドランクドラゴンの鈴木が言われるセリフ。アイツにはもっとたくましくなってほしい」とは17歳のギャル。キミは鈴木の母ちゃんかっ。ほかには「二宮金次郎」「5つ子のお父さん」って、なぜ5つ子限定? お年寄りでも「外国の偉い人。ワシントンだったけ?」(68歳・男)、「世の中のお父さんたち」(70歳・女)と、ギャルと似た発想のお答えが。  また、正解には至らずとも「育児雑誌の宣伝文句ですか?」(25歳・男)、「何かのコマーシャル。セリフの雰囲気からして登山グッズとか?」(63歳・女)など、CMまでは答えられた人も。で、正解は’70年代の丸大ハムのCMで、父親の子供に対するセリフだ。同じ間違いでも「育児雑誌」や「登山グッズ」ならまだわかるよな。でも、「ビールのコマーシャル。親父と息子が2人でビール飲むんだよね」(67歳・男)って、そりゃわんぱくが過ぎるでしょ。 Q19:私、脱いでもスゴイんです  ギャルからは「ほしのあき」「熊田曜子」「井上和香」といった、さもありなんな回答が。「森公美子。確かに脱いでもすごそう。何段腹なんだっつー話だよね」(16歳)も、ある意味納得できる答えだ。  一番正解率が高かったのはSPA!世代だが、なかには「何これ、AVのタイトル?」(25歳・男)なんて人が。ギャルでも「AV女優のセクシー発言」(20歳)との声があったけど、そもそもAV女優って最初から脱いでるのでは?  エッチな方向に考えちゃうのはお年よりも同じらしく、68歳の男性は「こんなのわかんない」と、ひたすら照れ笑い。「でも、ボクは女性はハートだと思ってるから、脱がれても動じない自信はあるよ」って、何の宣言だ!? ほかには「最近の横綱の言葉」(67歳・男)ってのもあったけど、これは森公美子と同じ発想か。正解はTBCのエステのCM(’95年)なんスけどね。 ― 知らなきゃ恥かく[名セリフ]検定【5】 ―
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