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初代パジェロ、『頭文字D』でおなじみFCほか80年代に登場した懐かしの国産名車アルバム

発売当時は老若男女すべてが憧れ、今でもファンから熱い注目を集める80年代を彩った名車たち。人々がいまだに熱狂する当時のクルマたちの魅力は、30年以上たっても色あせることはない――。そんな80年代の名車を振り返る!

三菱・初代パジェロ(1982年)

 当時の4WD車といえばジープのような快適性を欠くモデルが主流だったが、パジェロは本格的な悪路走破性能と快適装備を両立した新世代クロスカントリーモデルとして誕生。キャンバストップや3列シート車など、バリエーションも豊富だった。パジェロは歴代モデルで息が長く、この初代がフルモデルチェンジしたのは1991年となる。
三菱・初代パジェロ(1982年)

三菱・初代パジェロ(1982年)

(SPEC)メタルトップワゴン●全長×全幅×全高:3960×1680×1860mm●エンジン形式:直列4気筒OHCインタークーラーターボディーゼル●排気量:2.5リッター●最高出力:94ps/4200rpm●最大トルク:23.0kgm/2000rpm●駆動方式:パートタイム4WD●トランスミッション:4速AT●10モード燃費:─

トヨタ・初代カリーナED(1985年)

 フルモデルチェンジでFF化したセリカの兄弟車として誕生した、センターピラーレスのハードトップモデル。EDの意味は「エキサイティング・ドレッシー」で、カリーナセダンより低い車高を特徴とする美しいスタイリングが自慢の4ドアモデルだった。若者から年配者まで幅広い層から人気を獲得し、記録的なセールスを達成した。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1354028
トヨタ・初代カリーナED(1985年)

トヨタ・初代カリーナED(1985年)

(SPEC)Gリミテッド●全長×全幅×全高:4475×1690×1310mm●エンジン形式:直列4気筒DOHC●排気量:2.0リッター●最高出力:160ps/6400rpm●最大トルク:19.0kgm/4800rpm●駆動方式:FF●トランスミッション:4速AT●10モード燃費:リッター12.0km

マツダ・2代目RX-7

 ロータリーエンジンを搭載する本格派スポーツクーペの2代目モデルで、初代と同様、正式名は「サバンナRX-7」。ポルシェ(944)と比較され、価格は安く性能は高いということで「プアマンズポルシェ」とも呼ばれた。のちにカブリオレモデルも追加される。前後の型と区別するため、マニアの間では形式名で「FC」と呼ばれることが多い。
マツダ・2代目R X-7

マツダ・2代目R X-7

(SPEC)GT-X●全長×全幅×全高:4335×1690×1270mm●エンジン形式:2ローターインタークーラーターボ●排気量:1.3リッター●最高出力:205ps/6500rpm●最大トルク:27.5kgm/3500rpm●駆動方式:FR●トランスミッション:5速MT●10モード燃費:リッター7.7km

トヨタ・2代目カムリ(1986年)

 5ナンバーミドルサイズのFF サルーンで、カローラの上級車にあたるモデル。「セリカカムリ」としてデビュー、「セリカ」がはずれてからのカムリはFFとなり、上質さと広い室内をウリにしていた。2.0リッターハイメカツインカムエンジンの搭載はトヨタ初。V6 エンジン搭載の「プロミネント」ものちに追加された。
トヨタ・2代目カムリ(1986年)

トヨタ・2代目カムリ(1986年)

(SPEC)2000ZX●全長×全幅×全高:4530×1690×1395mm●エンジン形式:直列4気筒DOHC●排気量:2.0リッター●最高出力:120ps/5600rpm●最大トルク:17.2kgm/4400rpm●駆動方式:FF●トランスミッション:4速AT●10モード燃費:リッター10.8km ※写真とspecは異なる場合があります <取材・文/80’s青春男大百科編集部
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マイケル富岡、向谷実ほか80年代を象徴する人物たちの貴重な証言。さらにはカルチャー、アイテム、ガジェットで、世の中がバブル景気に突入する直前のあの時代を振り返る!

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