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初代セルシオ、R32 GT-Rほか80年代に登場した懐かしの国産名車アルバム

発売当時は老若男女すべてが憧れ、今でもファンから熱い注目を集める80年代を彩った名車たち。人々がいまだに熱狂する当時のクルマたちの魅力は、30年以上たっても色あせることはない――。そんな80年代の名車を振り返る!

トヨタ・初代セルシオ(1989年)

 北米でトヨタが立ち上げた新ブランド「レクサス」のフラッグシップモデル。それまで欧米メーカーが席巻していた高級サルーン市場の常識を打ち破る高級感と品質の高さを打ち出し、新ブランドにもかかわらず世界の図式を塗り替えた。日本国内でもトヨタのフラッグシップだったクラウンを脅かさんばかりの地位を確立した。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1354039
トヨタ・初代セルシオ(1989年)

トヨタ・初代セルシオ(1989年)

(SPEC)Cタイプ●全長×全幅×全高:4995×1820×1400mm●エンジン形式:V型8気筒DOHC●排気量:4.0リッター●最高出力:260ps/5400rpm●最大トルク:36.0kgm/4600rpm●駆動方式:FR●トランスミッション:4速AT●10モード燃費:リッター7.1km

日産・R32スカイラインGT-R(1989年)

 8代目スカイラインの2ドアクーペモデルに追加されたハイパフォーマンスグレードで、16年ぶりの名称復活。「技術の日産」と呼ばれた当時の最新技術が投入され、国産車最高となる280馬力を発揮(フェアレディZと同数値)。参戦した全日本ツーリングカーレースでは連戦連勝し、日産だけでなく日本を代表するモデルとなった。
日産・R32スカイラインGT-R(1989年)

日産・R32スカイラインGT-R(1989年)

(SPEC)ベースモデル●全長×全幅×全高:4545×1755×1340mm●エンジン形式:直列6気筒DOHCツインターボ●排気量:2.6リッター●最高出力:280ps/6800rpm●最大トルク:36.0kgm/4400rpm●駆動方式:フルタイム4WD●トランスミッション:5速MT●10モード燃費:リッター7.0km

ユーノス・ロードスター(1989年)

 当時絶滅寸前だった「ライトウェイトオープン」を復活させ、海外メーカーにも多大なる影響を与えた自動車史に名を残す世界的名車。マツダの新販売チャネル「ユーノス」の第1弾モデルで、軽量で開閉が容易なソフトトップを採用している。英国風の「Vスペシャル」も人気が高かった。4速ATや1.8リッターモデルものちに追加された。
ユーノス・ロードスター(1989年)

ユーノス・ロードスター(1989年)

(SPEC)ベースモデル●全長×全幅×全高:3970×1675×1235mm●エンジン形式:直列4気筒DOHC●排気量:1.6リッター●最高出力:120ps/6500rpm●最大トルク:14.0kgm/5500rpm●駆動方式:FR●トランスミッション:5速MT●10モード燃費:リッター12.2km

スバル・初代レガシィツーリングワゴン(1989年)

 アッパーミドルクラスのセダン&ワゴンとして鮮烈デビュー。レオーネで培った4WDがスバルファンだけでなくメカマニアの心を刺激した。ワゴンとしては珍しい5速MTの設定もあり、エンジンは2.0リッターに加えて1.8リッターもラインナップ、のちに2.0リッターターボも追加された。次の2代目モデルのヒットでジャパニーズワゴンの代名詞的存在となる。
スバル・初代レガシィツーリングワゴン(1989年)

スバル・初代レガシィツーリングワゴン(1989年)

(SPEC)VZ●全長×全幅×全高:4600×1690×1500mm●エンジン形式:水平対向4気筒DOHC●排気量:2.0リッター●最高出力:150ps/6800rpm●最大トルク:17.5kgm/5200rpm●駆動方式:フルタイム4WD●トランスミッション:4速AT●10モード燃費:リッター9.0km ※写真とspecは異なる場合があります <取材・文/80’s青春男大百科編集部
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マイケル富岡、向谷実ほか80年代を象徴する人物たちの貴重な証言。さらにはカルチャー、アイテム、ガジェットで、世の中がバブル景気に突入する直前のあの時代を振り返る!

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