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ザ・クロマニヨンズ「お客さんもオマケだからなあ」

ザ・クロマニヨンズ,甲本ヒロト,真島昌利

撮影/齋藤清貴

 ザ・ブルーハーツ、ザ・ハイロウズ、そして今はザ・クロマニヨンズとして“ロックンロール道”をまい進してきた甲本ヒロトと真島昌利。ニューアルバム『ACE ROCKER』をリリースしたばかりの彼らだが、今回のアルバムにはコンセプトなどはあるのだろうか? 「ないですねえ」(マーシー) 「あれこれ考えるより、僕は4人集まって、ブワーン!って音を出して、それに歌を乗っけたら面白いって思っちゃう。そんな大層なことではないです。怠けモンなんですよ、成り行きでなんとかなってりゃ、それ以上、上を目指さない」(ヒロト) 「やりやすいことだけをやっているから、長く続けられる」とも語るヒロトにとって、ロックンロールをやることが日常の生活の一部。レコーディングと日々の食事が並列に感じられるほどだという。そんな彼らにとって、お客さんとはどういう存在なのだろうか? 「お客さんもオマケだからなあ。だから、もう完結しているんですよ。『ロックンロールやって楽しい』で一つ完結しちゃうんですよ。例えば、レコーディング行けば、その日が楽しいんですよ。スタジオの中で『今日も楽しかった!』で完結してて。もう分け前を全部もらっちゃっている感じなんですよ。その先、それがリリースされようがされまいが、売れようが売れまいが、そこはもうオマケなんです。だから、お客さんがいっぱい来るも来ないも、オマケ。大きなオマケだと思いますよ。だから、その分嬉しいけど」(ヒロト)  本人も語っている通り、オマケはオマケでも、最高のオマケだろう。 ※週刊SPA!1月31日発売号「エッジな人々」では、さらにヒロトとマーシーがロックンロールについて語っている。ファンならずとも、要チェックだ!! インタビュアー/小野島大 本記事の構成/SPA!編集部 撮影/齋藤清貴
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