なぜ女は、過去の男を結婚式に呼ぶのか?
6月といえばジューンブライド。結婚式シーズン。ご祝儀貧乏……。先日、友人(29歳♀)の結婚披露宴に参加した私(29歳♀)は、驚愕の光景を目にした。
新婦の過去の男(セフレ含む)が勢ぞろいしている!
そうとは知らぬ過去の男(本当に関係が清算されたのか微妙な相手を含む)同士が、朗らかに名刺交換とかしている! それを見てご満悦の新婦!
……何か、コワいよ!
しかし、思えばこの光景、過去の女友達の披露宴でも目にしたことがある。
女が過去の恋人を披露宴に呼ぶのって、意外に普通のことなのか?
でも、何のために呼ぶのか?
男も過去の女を披露宴に呼んだりするものなのか?
いくつかの疑問を解決すべく、既婚の友人たちに調査を実施してみた。
まず一番多かったのが、
「もう過去のことだから、気にしていない」(29歳・通信)
「呼ばないのはかえって不自然」(28歳・放送)
「友達として呼んだだけ」(28歳・IT)
といった答え。
でも、気にしていないなら、なおさらわざわざ呼ばなくても……とツッコんでみると、
「幸せな自分の姿を見せつけたい」(29歳・出版)
「もう会うこともないかもしれないし、せっかくだから呼んでおきたい」(28歳・広告)
と本音がチラホラ。ほら、やっぱり「全然気にしていない」ってことはないじゃん。
さらに、
「何か、勢揃いしているのを見ているのが楽しい」(29歳・メーカー)
「あの人とも、この人とも……と、すべての真実を知っているのは自分だけだと思うと堪らない」(28歳・教育)
なんて答えも。ちょっと悪趣味な気もするが、女の性ってやつか。
ちなみに、昔ヤッた男を招待することは、新郎には伝えたのか?と聞くと、「言うわけないじゃん」という答えがほとんど。
じゃあ、新郎が昔ヤッた女を招待したら?
「有り得ない」(28歳・放送)
「許せない」(29歳・飲食)
「死んでほしい」(26歳・金融)
……えー、自分勝手!
新郎側にも意見を聞いてみると……。
「会社や同級生など、今も繋がっているコミュニティだったら、呼ばないのも不自然なので、呼ぶ場合もある」(28歳・メーカー)
「でも、後ろめたいから、呼ぶ場合は嫁に相談する」(28歳・建設)
女は後ろめたさなんて微塵も感じていないのに、意外と男のほうが繊細なようだ。
続けざまの結婚式に退屈している人は、新婦の満面の笑みの陰に何が潜んでいるのか、あらぬ妄想を膨らませて冗長な披露宴の時間をやり過ごしてみてもいいかもしれない。
取材・文/マッキーナ(本誌)
※写真はイメージです。
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