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五月病でボロボロの新人OLを救った「父の言葉」が深くて泣ける

 例年になく長いGWが終わり、休日気分がイマイチ抜けずに困っている人は多いはず。特に深刻なのが、社会に飛び出したばかりのフレッシャーズ。ようやく掴みかけたリズムが乱れてしまい、辞表を出すのも面倒なほど憂鬱に落ち込む人も多いとか。  俗に言う五月病である。かつての新社会人たちは、いかにしてこの病から抜け出したのか。  現在、大手商社で活躍中の金子綾さん(28歳・仮名)の場合、入社1ケ月で心身がボロボロだった時、父親にかけられた言葉に救われて号泣したことがあるという。
新入社員

5月は研修期間が終わり、いよいよ部署に配属される頃。連休も明け、慣れない業務に疲れ果ててしまい、そのまま辞めてしまう新入社員も多い。※画像はイメージです(以下同)

抱え続けた劣等感…父の言葉に救われた

 金子綾さんが大手商社に勤めたのは6年前。名門私立大学を卒業し、さほど苦労せず就職が決まったという。 「二人の兄はそれぞれ地方の国立大学を卒業。銀行とIT系に進み、それなりに充実した毎日を過ごしているようです」  明らかにエリートコースな兄妹だが、ベースには教育熱心な両親の存在があった。 「特に母は典型的な教育ママ。テレビやマンガはもちろん、インターネットも制限されていました。毎日のように塾があって、家でも机に向かっていないと不機嫌になる感じ。かなり窮屈でしたよ」  大企業に勤める父親も妻ほどではないものの厳格。家庭内に関しては妻に任せきりだったが、テストの結果や通信簿は必ずチェックしてきたそう。 「悪いポイントがあると、なぜなのかを淡々と詰めてきました。それが結構なプレッシャーで。普段は仕事第一で、あまり私たちと絡まないだけにもの凄く怖いんです」  おかげで兄妹揃って常に成績トップクラス。特に兄たちは部活動でも輝き、母親の鼻高々っぷりに、思春期の綾さんは悩まされた。 「私は得意なことが本当に何もないんです。運動でも芸術でも。勉強だって上の二人ほど抜きん出ない。別に彼らより怠けているつもりはないのに、どうも上手くいかない」
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母は兄妹を比べ、兄から見下される
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