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イジメ? みんなの前で「本日のKY」を発表する建設会社

建設  ごくたまに、本の活字の横に、小さく「ママ」と印字されているのを見たことがないだろうか? 以前、出版業界外の人から「何これ?お母さん?」と聞かれたことがあるが、あれは「そのまま」という校正用語。たとえば引用文で誤字があったとき、「誤字のまま引用しました」という意味で「ママ」と書くのだが、読者には通じないよ、という気もしなくもない。また、「アカ」といえば、「共産主義者(もうアカは死後か)」ではなく「赤字=訂正」で、「アカを入れる」などと使う。出版業界で「1枚」といえば「400字詰め原稿用紙1枚分の原稿」だが、外貨投資のFXで「1枚」といえば「1万通貨」、そして病院でカルテに「FX」と書けば「骨折」のことだ。  ことほど左様に、日常使う言葉が、ある業界では別の意味を持つことがある。 「KY」は普通「空気読めない」だが、建設業界では「危険予知」の略(英語でなくローマ字表記の略というところがシブい)。危険予知訓練を「KY活動」などと呼ぶ。現場の朝礼で「本日のKY」といって危険ポイントを発表したりするそうだが、マイペースな社員への嫌がらせではない。表題を見て「KY 建設」でググッた人は、「KY建設」(大阪)という会社がヒットしたと思うが、これはどうやら社長の「山本勝之」さんのイニシャルと予想される。 では、以下の意味はなんでしょうか? 1. プログラミング業界で「RPG」といえば? 2. 印刷・出版業界で「しゃしょく」といえば? 3. 運送業界で「オリコン」といえば? 4. 病院で「アポ」といえば? 5. 寿司屋で「兄貴」といえば? <答え> 1. 「RPG」はIBMが開発したプログラミング言語「Report Program Generator」 2. 「写真植字」。「社員食堂」ではない。 3~5の答えは、週刊SPA!2/28発売号の特集「<○○といえば?>で連想するもの大調査」をご覧ください。「センター」といえば、「センター街」か「前田敦子」か「ケアセンター」か……さまざまな言葉の、年代や調査場所による違いをリサーチしている。 <文/週刊SPA!編集部>
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