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史上初のJK「公認会計士」合格者・星絵里香にせまる

 平均合格率10%といわれる超難関資格、公認会計士。昨年、史上初の女子高生合格者が誕生したことをご存知だろうか。勉強開始から約2年でその偉業を成し遂げたのは、星絵里香さん。’00年生まれ、現在上智大学に通う19歳である。彼女は中3で合格率25%の簿記2級を取得、高3で公認会計士試験に合格した。  今年はその可憐な美貌を生かし、「ミスiD2020」に出場しファイナリストに。さらには撮影会モデルまでこなす彼女。謎の美少女は、なぜ公認会計士を目指し、どのように難関試験を突破したのか。
星絵里香

星 絵里香さん

――公認会計士というお仕事はどういうものなんでしょう? 星:まず、独占業務に企業の決算書の信用性を保証する「財務諸表監査」があります。ほかにも、会計や財務の専門知識を活かしたコンサルティングや、「IPO」といって、企業と協力して上場を目指したり……内容は幅広くて、どれもやりがいのある仕事だと思います。 ――星さんが公認会計士を目指したきっかけは? 星:中学生のとき、部活で簿記を自習する部活に入ったのがきっかけです。それで中3のとき、簿記二級まで取ったんですけど、中学生で合格するって結構珍しかったみたいで。学校に簿記試験の直前対策をしにきた予備校の先生に「どうせ簿記一級までやるなら、公認会計士を目指したら?」って提案されて。そこで初めて「公認会計士」という仕事を知りました。  私が最初に心を惹かれたのは、女性が働き続けやすくて、お給料が良いところ(笑)。当時、簿記一級と公認会計士資格の難易度の差をあんまりわかってなくて、「せっかくここまでやったし、どっちも大変なら頑張ってみようかな」って。せっかく人より早く始めたし、無駄にしたくないっていう思いもありました。  高校入学後、本格的に公認会計士試験に向けて予備校通いを始めました。 ――公認会計士を目指し始めてからの生活は? 星:なるべく毎日予備校に通うようにしてました。オフラインで受講している人と同じペースになるように、授業は映像で受けて、自習室で勉強。週3回の部活がある日は1~2時間、何もない平日は3~4時間、休日は7時間ほどです。友だちと遊ぶのは月1度くらいかな……。  でも、本気で運動部をやってる子ってそういう生活じゃないですか? 学校の勉強も好きな方だったので、部活感覚で打ち込めました。  公認会計士試験は9科目あって、「短答式」と「論文式」で受験します。多科目の試験を一気に合格しないといけなくて、とにかく範囲が広いから、学習量がすごく多いっていうのが難関の所以なんですよね。まんべんなく網羅するために、科目ごとの勉強時間を管理するアプリを使ってました。 ――時間との戦いですね。「最年少合格」にこだわりはありましたか? 星:予備校の先生に「まだ女子高生で受かった人はいないよ」って言われて、「そっか!」って乗っかっちゃった感じです(笑)。でも、モチベーションにはなりました。  部活は大好きだったんですけど、このままだと受からないと思って、最後の半年は休部しました。修学旅行も、高2の12月、短答式試験の直前だったので、「周りは追い込みで勉強してるのに、自分は何もやってない」っていう気持ちでもう落ちちゃいそうで、行くのをやめました。高2の夏からは毎日のように予備校で模試を受けてたんですけど、一度も合格安全ラインを超えることなく……。  短答式試験の解答用紙を回収されてる30分間、半年後の試験に向けてメンタルを整えてたくらい、自信がなかったです。だいたい7割で合格なんですけど、落ち込みながら自己採点したら、初の8割越えで本当にまさかの合格でした。
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公認会計士の知識を演劇に活かしたい
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