恋愛・結婚

「中出し童貞」が増える5つの理由

―[山田ゴメス]―
ベテランライターが原点回帰のドサまわり。独断と偏見で選んだ、巷をにぎわすニュースを猛追跡!
菊池美佳子

恋愛カウンセラーの菊池さん

【記者・ゴメスが追う 第13回】  ここ数年、ナマ挿入&中出しを一度も経験したことのない20~30代男子が増え、さらにその傾向に反して、全知全能全身全霊をあげて妊娠活動(妊活)に励む女子も激増しているという。その実態とは、果たして……。若者の恋愛・セックス事情に詳しい、コラムニスト兼恋愛カウンセラーである菊池美佳子さんにお話をうかがった。  タマゴが先か、ニワトリが先か? 中出し童貞と妊活女子、いったいどちらが先に、この世に生誕したのだろう? 菊池さんは、その“順番”をこう分析する。 「私個人の印象としては、やはり昨今の“草食系男子”の増加によって、攻撃性の高い中出し男子が減少し、女子の『妊娠できないかも?]という危機感を煽っているんでしょう」  現に、「百戦錬磨のヤリマンでも、『経験人数は3ケタ、いや4ケタに達するが、中出し経験は0回!]というケースが珍しくない」とも、菊池さんは断言する。  なんでやねん!?  ゴメス記者なんぞは今でもスキあらばナマ、もっとスキあらば中出ししたいと常に渇望しまくっているのに……。オマエら、スマートすぎだろ! とにかく、まずは“中出しを嫌う男子たち”の心理からさぐってみよう。 ◆分析1:不景気ゆえに将来的な責任を持てない! 「長引く不況のせいか、正式な交際をしている相手にさえも、『万が一、デキちゃったら結婚して育てよう』と言えないんです。たぶん一番多いのが、このタイプではないでしょうか」(菊池さん)  なるほど。「デキたらデキたでなんとかなるっしょ……」と開き直れないくらい、今の不景気は男子たちの将来展望に暗い影を落としているのだ。 ◆分析2:病気が怖い? 「確かにこの理由もあると思いますが、近ごろの男子たちは、圧倒的に“病気”より“妊娠”を怖がる傾向が強い。本来、『妊娠が怖い』なんてセリフは、女性のためにあるモノなんですけどね(苦笑)」(菊池さん)  ちなみに、デリヘルに行って、たまたまナマ本番させてくれる女性に当たったときでさえ、怖いのは“病気”より“妊娠”なんだそうだ。ホンマかいな? ◆分析3:マン汁が気持ち悪い! 「このタイプの男子もわりと多いみたい。公衆トイレがやたらキレイに清掃されていたり、マスク着用が一般的になったり……と、ちまたの過度な潔癖化によって、体液に対する精神的な免疫力が落ちてきてるのでしょう。『ナマでの挿入なんて汚いからとんでもない!』という理屈です」(菊池さん)  この手の男子たちにとって、クンニなんて不浄な行為はもちろん御法度! もっと極端な例では、キスもおざなりで、フェラチオの段階からコンドームを装着してしまうんだとか。キミたちは、なにが楽しみでセックスをしているんだい!? ◆分析4:挿入行為が体力的にキツイ! 「『挿入して淡々とへーこらへーこら腰を動かす行為が面倒臭い……』と言うんですよ(笑)。それよりはフェラチオや乳首を舐めてもらいながらの手コキとかのほうが、ラクだしエロいんですって! これはもう、AVの悪影響以外の何物でもない。女心をまったくわかっていない、あるまじき言いぐさです」(菊池さん)  AV以外にも、本番なしの風俗が細分進化したニッポンならではの悲劇なのかもしれない? かつて、ハードボイルド作家の北方謙三先生は、私も携わっていた雑誌『Hot Dog PRESS』の人生相談コーナーで男子たちをこう叱った。 「ソープへ行け!」 ◆分析5:極度な女性不信?  また、菊池さん曰く、「エッチ中に、女子がささやいてくる誘惑の一言一言がどうも信用できないんです」といった切実な悩みを抱えて、アドバイスを求めてくる中出し童貞があとを絶たないらしい。  聞けば聞くほど僕には理解不能な、中出し童貞たちのマインド……。次は逆に、世の女性たちによる、恐るべき“妊活戦略”の全貌に迫ってみたい。<取材・文/山田ゴメス> 【菊池美佳子】 1977年岩手県盛岡市生まれ。コラムニスト、官能小説家、恋愛カウンセラーほかの肩書きを持つ。21~29歳まで、舞台女優活動の傍ら、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。29歳で引退後、フリーライターに転身。著書『凄まじき性癖を持つ漢たち』。電子書籍『断りきれないワタシ』『ハケンの情事』『イケメン店長の3P調教』。日刊スポーツ『変態!?な男』、WEBサイト・サイゾーウーマン『ヤリマン肯定主義』ほか、連載多数。 WEBサイト「エキサイトお悩み相談室カウンセラー」(http://counselor.excite.co.jp/prof/533203/)、ブログ(http://blog.livedoor.jp/mangoawabi/【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
―[山田ゴメス]―
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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