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伊集院光の「スタッフ公開処刑」はアリ? ラジオの生放送でやらなくても

文/椎名基樹

伊集院光、番組スタッフの「誤爆事件」を語る

JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力

TBSラジオ公式サイトより「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」

 これはホラーだ。背筋が凍った。  伊集院光が、パーソナリティーを務める「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)3月8日放送回で、番組スタッフの「誤爆事件」について語った。  伊集院光は、TBSラジオで前記の「馬鹿力」以外に朝の帯番組のパーソナリティーも担当している。「誤爆事件」を起こしたのは、そこのスタッフである。  この朝番組にある歌手をゲストに迎えることになり、伊集院光は、トークの資料として、ゲストのアルバムの楽曲の歌詞をまとめてメールすることをディレクターの1人に依頼した。  送られてきた資料は、歌詞カードを撮影した写真がまとめられたPDF形式のファイルだった。伊集院は普段から台本などは、手直しができるようにワード形式で欲しいとスタッフに厳命していたので、このディレクターを注意して、再度ワード形式の歌詞資料を送ってもらった。この際、かなり強く叱責したようだ。

スタッフに揶揄された、伊集院の「アメとムチ」

 歌手ゲストの出演回の終了後、伊集院光は「いろいろあったけど、資料が役に立ったよ、ありがとう」と、このディレクターに向けて、番組のグループLINEにメッセージを投稿した。ディレクターは「とんでもないです、こちらこそ迷惑をおかけしました」と返事をした。  そのやりとりから約1時間後に“誤爆”が起きた。番組のADが、「いろいろあったけど、資料が役に立ったよ、ありがとう」という伊集院光の投稿をスクショして、このグループLINEに“誤爆”投下したのだ。それに対し、あるディレクターが「出ましたアメちゃん笑」と反応。さらに、歌詞資料の問題で伊集院に叱責されたディレクターが「今日はムチきつかった分、アメが甘いっす笑笑笑」と続いた。伊集院光は、スタッフたちが、自分の振る舞いを「アメとムチ」と言う隠語を使って日常的に揶揄していることを知った。彼らは、2つある番組のグループLINEのうち、伊集院が参加していない方だと勘違いしていたのだろう。
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なぜ、ラジオで公開処刑したのか?
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