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ガンプラは世界的ブームに。国内問屋は品薄が続き、またぞろ転売ヤーも暗躍

アジア圏、アメリカにもファン

 リアルロボットの代名詞とも言える機動戦士ガンダム。最近では日本だけでなく、中国を始めとしたアジア圏やアメリカなど様々な国にもファンが存在するほどの大コンテンツとなっています。  2018年に公開されたSF映画「レディ・プレイヤー1」ではクライマックスシーンにRX-78-2ガンダムが登場、2021年4月にはNetflixで実写映画化が発表されるほどです。
ガンプラ

公式ガンダム情報ポータルサイト。最新の情報を入手可能だ

 ちなみに日本のマニアにどのガンダムが良いかと聞けば大抵の人は「宇宙世紀シリーズ」と答えるでしょう。  2021年6月には宇宙世紀シリーズでもコア層に人気の高かった閃光のハサウェイが劇場上映、10月には宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトの第一弾として「機動戦士ガンダムNT」が放送開始します。

ロボットマニアの間では“別格の存在”

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閃光のハサウェイは全3部作予定。既に第2部の仮タイトルも発表されている

 しかしながら、お隣の中国ではガンダムと言えば2002年~2003年に放送された「機動戦士ガンダムSEED」及び、2004年~2005年にかけて放送された続編の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」がカンダムの始祖。今でこそSEED以外のシリーズも広く人気を集めていますが、中国のガンダムマニアにとってはSEEDシリーズが日本のファーストガンダムに匹敵する状況となっているのです。
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ガンダムSEEDシリーズも最新の劇場版が鋭意製作中。映画にゲームと新作が今後発表される予定だ

 今ではリアルロボット物も数多のアニメが作られ、世に送り出されていますが、日本だけでなく、アジア圏でも「ガンダム」は別格の存在としてロボットマニアの中に君臨しているようです。  そんなガンダムシリーズですが、今現在深刻な問題となっているのが「ガンプラ品薄現象」。  ガンプラ購入は、全国の模型店や家電量販店だけでなく、バンダイの通販サイト「プレミアムバンダイ」、東京都江東区にある「ダイバーシティー」、福岡「キャナルシティ」のガンダム専門ショップ「THE GUNDAM BASE」。名古屋・京都の「THE GUNDAM BASE SATELLITE」、中国・台湾・韓国の「THE GUNDAM BASE」でも購入することが出来ます。  特にガンダムベースでは、ガンダムベース限定のガンプラもラインアップされているという事もあり、コロナ前は世界中のガンダムファンが訪れ、訪日客による爆買の対象になるほどでした。
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ガンプラにも転売ヤーの陰
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