「あいたい」が最強の社名である理由

 名刺交換の際、相手のユニークな社名に思わず二度見したことはないだろうか。あまたある「なぜこの名前にしたんだ!?」という社名の由来を直撃。その裏には、し烈なビジネスの世界でサバイブする、創業者の熱い想いが込められていた!

【企業名】「すき」「あいたい」「ヤバい」(広告業)

箭内道彦氏

箭内道彦氏

「変わった社名をつけるということは、『私たちは自由で、度胸のある会社です』と、表現するようなものだと思うんです」と語るのは、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏だ。昨年6月末、経営していた会社「風とロック」と「ロックンロール食堂」を解散。事業を継承する3社に、「すき」「あいたい」「ヤバい」というネーミングを採用した。どのような想いを込めたのか。

「それまで複数の社名に付けていた“ロック”という言葉には、『何かを壊して前に進む』という意味を込めていました。しかし震災後、『これだけ世の中が大変なときに掲げるべき言葉ではないのでは?』と感じてしまったんです」

 福島県出身の氏は震災後、支援活動を積極的に実行。「ふるさとが好き」という想いも含め、「すき」という言葉の大きさを実感した。

「新会社の『すき』という言葉は、誰のなかにもある『否定できない最強の言葉』だと思うんです。『あいたい』という言葉も、『人との出会いから違う自分が生まれる』という意識から生まれたネーミング。それに、電話で『すきです』『あいたいです』と名乗られたら、ドキッとしますよね。ただ、この2つだけだとなんだかかわいい会社だと思われそうなので、『ヤバい』は照れ隠しに使っています(笑)。人によってはいい意味にも悪い意味にもとられる言葉なので、実験的で面白いなと思いました」

 また、氏は社名の持つ役割について次のように話す。

「重要なコミュニケーションツールの一つです。社名がきっかけで顧客との会話が生まれたり、強い印象を与えられれば、名乗るたびに費用がかからない広告を打っているのと同じですから」

 加えて社名をつける際には、音の響きと50音順も重要だという。

「人の脳を刺激する“クリエイティブな音”というものがあるんです。僕の経験から言うと、濁点の破裂する音や、『か・さ・た・ら行』もすごく刺激のある音。また、最初の文字が50音順の前半にあることも重要です。『協賛企業50社』などと紹介された際、最初のほうに羅列されないと、埋もれてしまいます。そう考えると、『あいたい』は、最強だと思いませんか?(笑)」

【箭内道彦氏】
クリエイティブ・ディレクター。「風とロック」、「ロックンロール食堂」などを解散後、新会社を設立。福島県出身のミュージシャン3人と結成した「猪苗代湖ズ」のメンバーとしても活動中

― まぶしすぎる![キラキラ社名]大集合【1】 ―

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