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プロ野球開幕!「あるある」ネタもゼッコーチョー!?

 今年もいよいよプロ野球が開幕した。オフの話題をさらった中畑監督率いる横浜DeNAの戦いぶりも気になるし、久々の大補強を敢行した巨人、大エース・ダルビッシュが抜けた日ハム、和田・杉内・ホールトンがごっそり抜けたソフトバンクなど各チームいろんな動きがあったけど、果たしてどんなペナントレースとなるか。試合そのものが楽しみなのは当然だが、選手のキャラや監督の采配、果てはチーム編成について「あーでもない、こーでもない」と語ることもまたファンの楽しみのひとつである。  そんなプロ野球ファンの投稿ネタを集めた本が売れてるという。その名も『みんなの あるあるプロ野球』(カネシゲタカシ/野球大喜利 著)。なんと発売3日目にして1万部の増刷が決まったというから、中畑監督なら「ゼッコーチョー!」と叫ぶところだ(一応、封印中らしいけど)。

『みんなの あるあるプロ野球』(カネシゲタカシ・野球大喜利/講談社/税込1000円)

「2010年7月末にツイッターで野球大喜利(@89_ogiri)というのを始めまして。おかげさまで現在1万人以上のフォロワーさんがいます。その方々からいただいた約2万もの投稿から厳選した440本を収録したのが、この本です」と語るのは、野球大喜利主宰者で漫画家のカネシゲタカシさん。12球団それぞれの「あるあるネタ」をメインに「助っ人外国人あるある」「あの頃のパ・リーグあるある」など、プロ野球ファンなら共感必至のネタが満載だ。 「とにかくネタの選別に苦労しました。つまらないネタを削るなら楽なんですが、どれも本当に面白いネタ・力作ネタばかりだったので、削るのが心苦しいんですよ。『あ~~めっちゃ面白いのに!』と叫びつつ、泣く泣くボツにしたネタが何百本も……」  そんな激戦を勝ち抜いたネタのいくつかを紹介しよう。 <新井が真剣なプレーをすればするほど笑けてくる>(阪神あるある) <自前の外国人選手はたいがいハズれる>(巨人あるある) <多村の離脱込みで戦力分析される>(福岡ソフトバンクあるある) <ナゴドの売店・トイレは攻撃時のほうが混む>(中日あるある) <糸井のヒーローインタビューではファンがみんな、参観日にわが子を見守る親状態>(北海道日本ハムあるある) <中継ぎは燃えてナンボ>(埼玉西武あるある) <カープグッズをお布施だと思って買う>(広島あるある) <連勝時よりも連敗時のほうがファンのテンションが高い>(千葉ロッテあるある) <6勝すればエース>(横浜DeNAあるある)  ……コレ、絶対噴くでしょう。つか、チームによっては泣き笑いかもしれんけど、そういう自虐ネタを自慢げに繰り出すのもまたプロ野球ファン。 「とにかく投稿してくださった皆さんが、ものすごい笑いの才能を持っておられるなと。僕は漫画家になる前にお笑い芸人をやっていたのですが、プロの現場でも簡単に出ないようなレベルの高い回答が続々と全国から集まってくるんですね。これは普段の野球大喜利でもそうなんですが。逆にレベルが高すぎて、『この人、ちゃんと日常生活送れてんのか?』と心配になる方もチラホラいます」  ある意味、プロ野球ファンの底力を見せつける一冊というか。カネシゲさんによるイラストとコメントも楽しく、野球観戦や野球好きの飲み会に持参すれば、盛り上がること間違いなしだ! <取材・文/新保信長>
みんなの あるあるプロ野球

野球ファンなら誰でも楽しめる一冊!

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