高城氏の愛のブログが、エリカの神経を逆なでした?

「離婚したい」と、一方的にメールで夫に通告――。常識破りの行動で、またもや世間を騒がせている沢尻エリカ。ところが、そのスタイルが一部で熱く支持されているという。彼女たちは、「エリカ様離婚」の何に共感するのか? 「君が仕事に復帰すると聞き、僕は誰よりもうれしく思います。」高城氏の3月15日付のブログには、こんな心温まるタイトルがついている。「愛する妻へ」あてたもので、「いつも心で人と話しなさい」「まだ23歳じゃないか。色々うまくいかなくて、当たり前」など、妻を思う手紙が公開されているのだ。  しかし、エリカが離婚する意思を固めたと発表した直後から、ネット上ではこれが「ロミオメールだ」と批判の的に。ロミオとは『ロミオとジュリエット』から来ており、「自分に酔った物語の主人公を気取ったこと」を指す。この時点で、彼女の心はすでに高城氏から離れていたのでは、という憶測が飛び交ったのだ。  高城氏のブログの何が問題なのか? 夫婦関係、恋人関係における書籍を数多く上梓する亀山早苗氏は、「あくまで一般論としてですが」と前置きしたうえで、こう分析する。 「そもそもブログに妻あての手紙を載せる必要はあったのでしょうか? 公衆の面前で愛しているとアピールするのは、書かれた女性からしてみれば、恥ずかしく、気持ち悪いとさえ思うことも。それに、『心で人と話しなさい』という表現も、抽象的で伝わりません。書いた本人しかわからないということでは、自分に酔っているようにも見えてしまう。『まだ23歳なんだから』という文面も、対等に見られていないと妻は感じる。年が離れていようとも、 妻は夫にそのようなことを言われたくないものなのでは?」  世間の話題を一挙に集めたところは、さすがハイパーメディアクリエーターなのだが……。
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亀山早苗氏作家・ジャーナリスト。多数の男女関係を取材し、不倫、結婚などをテーマにした著書が多い。近著に『女の残り時間――ときめきは突然、やって来る』など
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件のブログ記事。「いっぱい勉強して、ちゃんと挨拶して」などの言葉は、夫というより教師のよう ― [エリカ様離婚]を支持する女の論理【5】 ー
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