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女性優遇の裏で割を食わされている男たちの嘆き

「男女共同参画社会基本法」の制定以降、女性の社会地位向上が注目されてきた裏で、「女性優遇は逆差別!」と憤る男たちが出現!? 怒りが高じて狂気さえ滲ませる男性の声を、30代女性記者が追った 女性優遇の裏で割を食わされている男たちの嘆き  5月27日、「男性差別に初の違憲認定」という文字がニュースに躍った。顔などに火傷を負った35歳男性が労災補償で、男性より女性に高い障害等級を認めているのは違憲として国に障害補償給付処分の取り消しを求め、京都地裁に認められたのだ。この馴染みのない「男性差別」という言葉。どれだけ浸透しているのか? そこで私、三十路ルーザー女記者が巷の男性を直撃。すると出るわ出るわ、恨み節が! 「某国立大学では一部の入試形式で女性合格者枠が設けられてます。男子学生に何の罪があるのですか?」(19歳・学生)。確かにそうだ。試験水準に満たなくても入学できるかどうかは不明だが……。 「バイト先で長髪を切れと言われた。僕よりも髪の長い女性はいるのに。あと、男性だけ染髪禁止なのはなぜか。男性がおしゃれをしてはいけないのか」(24歳・アルバイト)。長さにもよると思うが……。「ジムの更衣室に、平気で女性スタッフがうろついている。男子更衣室でおちおち全裸にもなれないなんて……」(29歳・会社員)。気持ちはわかる。だが男なら堂々と全裸になって女性を追い払ってやればいい、と思うのは勝手すぎるだろうか。 「同僚のOLが許せない。女性というだけで残業も転勤も断って、定時に帰って遊んでばかりいる。上司に叱られれば泣くし、生理休暇も取る。仕事をなめるな」(28歳・会社員)。これも気持ちはわかる。でも生理は本当にツラい、そこだけは譲れない。 「女性だけ価格の安い食べ放題は男性差別。以前、私よりたくさん食べる女性が私の半額の値段だった」(32歳・会社員)という声も。「とある消臭剤のCMに疑問を感じる。そこでは、クサいのはつねに男性。女性だってクサいのに」(27歳・アルバイト)。クサい女のCMなんか誰も見たくないと思うが……。
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― [女性優遇社会]にマジギレする男たち【1】 ―
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