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[男の超整理術]“片付ける”という観念が欠落。無秩序にモノが散乱した部屋は

この段取りで整理すれば失敗なし! 汚部屋の劇的ビフォーアフター 【ケース1】”片付ける”という観念が欠落。無秩序にモノが散乱した部屋は……  「手のつけようがない」という逃げの常套句はもう封印。整理のプロが提案する段取りに従うだけで、作業は面白いほどサクサク進むのだ
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“使ったら使いっぱなし”の繰り返しで、床にも棚にもモノが散乱……。『整理HACKS!』の著者である小山龍介氏いわく、こんな男の部屋にありがちな無秩序状態を整理するには、「大きなゴミ箱を用意するのが先決」だという。 「大きく口を開いたゴミ箱が目の前にあれば、さすがに誰でも捨てる意欲が湧いてきます。まずは不要なものをどんどん捨てましょう。もちろん、ゴミ袋で代用しても構いません。普段から部屋に置くには美観的に難がありますが、ゴミが散らばっているよりマシですからね」   続いては、部屋に秩序を与える分類と配置。すべての持ち物をザックリと3種類に分けるだけで、一気に整理のメドがつくそうだ。 「めったに手に取らない本やCDなどのストックしておくものは、段ボールにまとめ棚の上段やベッドの下などに収納。使用頻度が10日に1回以上の日常的に使うものは、ケースなどに入れて手元に置く。そして、洋服などルーティンで使うものは、洗濯済み、洗濯前、洗濯せずに何度か着る服……と状態に合わせて別々のカゴなどに入れ、流れが滞らないようシステム化しましょう」  さらに最終ステップとして、再び部屋を汚さないひと工夫を。 「日常的に使うものは、フタのないケースにまとめるのがベストです。開け閉めという手間がないだけで、”使ったら戻す”が身につきやすくなりますよ」  さて、以上の3ステップを実践した結果はご覧のとおり。シンプルな整理だけに維持も簡単そうだ。
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ベッドサイドのチェストや床を埋め尽くしていたのは、 実はほとんどがゴミや不要なもの。大きなゴミ箱作戦 だけで見違えるほどキレイに。使用時以外も幅をきか せていたパソコンも、チェストの空きスペースに収まった
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なぜか冷蔵庫奥にあった使っていないシューズラックは廃棄。 代わりに、部屋中に散らばっていた洋服を状態別にカゴに入 れて置いた。冷蔵庫上の棚はゴミを捨て、転がっていた身だ しなみ用品だけをフタなしケースに保管
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棚上部のデッドスペースを有効活用し、出番の少ない本や コード類を収納。お気に入りの「コードや本だけを中段に残した。 見た目が整然としたのはもちろん、床に埋もれ効果を表してい なかった送風機の置き場も確保でき、機能的な空間に Before
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この汚部屋の住人、奥山秀一さん(27歳・バー店長)。 「常にカーテンを開けず薄暗いので、あんまり汚さが気にならないんですよね。 でも、なんかヤバいとは思ってます」 After
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「人としてカーテンは開けるべき」という小山さんの言葉どおり、採光と整理の 相乗効果で雰囲気までも一変。「急に壁の汚れが気になりだした」と、本人の心境にも変化が!
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アドバイザー 【小山龍介氏新規事業プロデューサー。ブルームコンセプト代表。 ライフハックに基づく創造的思考法や時間管理術、 整理術などを提唱する『HACKS!』シリーズ本(東洋経済新報社)で知られる ― 人生を変える[男の超整理術]【2】 ―
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