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「和牛」と「国産牛」の違いとは?

「和牛」と「国産牛」、特に意識することもなく、同じ意味だと思っていた人も多いはず。だが実はこの両者、似て非なるものなのだ。 「『和牛』の基本は黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種。この4種間の交配で生まれた交雑種と、その交雑種と純粋な4種の交配による交雑種。ここまでの品種のみを『和牛』と呼び、それ以外は『和牛』とは呼びません」(全国食肉公正取引協議会)  では「国産牛」とは? 「『国産牛』はもっと広い意味で使われます。もちろん一般的な『和牛』も『国産牛』の中に含まれますが、実は外国で生まれた牛でも『国産牛』と呼べる場合もあるんです。『国産牛』には2つの条件があり、1つめは3か月以上日本で飼育された牛であること、2つめは飼育した期間が最も長い国が日本であること。要するに、たとえばオーストラリアで生まれ、8か月育てられた牛であっても、それから日本に輸入されて9か月以上飼育すれば、『国産牛』ということになるわけです」  逆に「和牛」が外国で育てられた場合はどうなるのか? 「品種的に『和牛』であれば、外国で飼育されていても『和牛』ではあります。しかし、その牛を日本に輸入する際、『和牛』であることを証明する手続きがとても難しくて大変。ですから実際は”外国で飼育された和牛”というのはほぼいない。今のところは、『和牛』は日本で育てられていると考えていいと思いますよ」 ― ジャンル別[表示の読み方](得)辞典【7】 ―
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