新鮮な魚ほど危険 寄生虫アニサキスの恐怖

 新鮮な魚介類は美味いというのは定説。確かに獲れたての魚をさばいて刺身で食べると、本当に美味い。だが、皮肉なことに新鮮だからこそ“あたる”こともあるのだ。

 昨今、メジャーになりつつあるのが寄生虫のアニサキスである。この寄生虫は主にイカや鯖、鮭に寄生しており、寄生したものを食べてしまうと胃や腸の壁を食い破ろうとして激痛をもたらすのだ。さらにやっかいなのは、アニサキスは新鮮なものにしかおらず、新鮮であればあるほどに“あたる”可能性が高くなってしまうから皮肉なモノである。

 一旦、人間の体内に入ると、これといった特効薬がないので内視鏡で除去するのが一般的なのだが、これが腸に入ってしまったらかなりやっかいなことになる。アニサキスは人間の体内では4日~7日程度しか生きられないので、場合によっては体内で死滅するまで悶絶するほかないという。

 では、こうした寄生虫による被害を未然に防ぐにはどうしたらよいのだろうか。選択肢は2つ。加熱処理するか、冷凍するしかないのである。

 ちなみに、炙った程度では安全とは言えず、冷凍に関しても厚生労働省は-20℃以下で24時間以上冷凍するよう指導している。

寄生虫,アニサキス

寄生虫がいるのは魚介類だけではない。鹿などのジビエと呼ばれる食材にも危険がつきまとう。写真は鹿肉の刺身

 鮭などはルイベなどにして食べるのだが、これは一旦冷凍して削ぐようにして切って食べることで寄生虫を死滅させるという合理的な調理法なのである。

 また、鯖などは酢で〆ればよいとされるが、酢で〆た程度で死ぬような輩ではない。また、ワサビやショウガ、ニンニクなどに弱いともされるのだが、薬味程度の量ではビクともしないのだとか。

 多少、有効とされるのはよく噛んで食べるということだが、くちゃくちゃと刺身を食べることが果たして美味しいのかと言われるとなんとも言えない。また、イカそうめんなどのように細かく切って食べればいいものもあるのだが、鯖をそうめんのように細く切るのはいかがなものかとも思う。

 輸送の近代化やグルメ指向によって、鮮度のよい魚介類を口にすることができるようになってきた。その反面、アニサキスなどの寄生虫被害も増加の傾向にあるという。厚生労働省によれば、年間に2000~3000件の被害があるというから、もはや他人事ではない。

 ある板前に聞いた話では、新鮮な魚介類を売りにした某店は店内にブラックライトを施し、白身の魚やイカなどが幻想的な色を醸し出すようにしたところ、なんとイカや鯖から寄生虫が動き出す様が如実に照らし出されてしまい、店内が騒然となったという。

では、実際に寄生された食材を食べてしまったらどうなるのか? 次回は筆者テポドンの悶絶体験を紹介したいと思う。

※続きはこちら⇒http://nikkan-spa.jp/222045
5月某日 某回転寿司で一杯飲みながら仕事の話をしつつ、注文したのは〆鯖。これが悲劇のはじまりだった…

<文/テポドン>
― 新鮮な魚ほど危険 寄生虫アニサキスの恐怖(1) ―

20代50.3%、30代38.1%、40代31.5%と女性人気No.1!飲み会で知っておくべき女性好みのお酒とは?

20代50.3%、30代38.1%、40代31.5%と女性人気No.1!飲み会で知っておくべき女性好みのお酒とは?
sponsored
 いつの間にか、セミがガンガン鳴きだして夏がきたと感じる昨今。今年の夏は、2010年以来の猛暑が予想され、連日うだるような暑さを覚悟しなくてはならない…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(12)
メンズファッションバイヤーMB
「クールビズ」がダサく見えるのはなぜ?
山田ゴメス
妊婦でAV出演を決めた、貧困シングルマザーの事情
オヤ充のススメ/木村和久
名古屋喫茶の雄「コメダ珈琲」上場で変わるカフェマーケット
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ホーガンがWWEと“絶縁”した日――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第140回
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「俺と二人で旅がしたいの?」――46歳のバツイチおじさんは男前すぎるセリフを真顔で言い放った
原田まりる
ファミレスで隣の席の会話に聞き耳を立てていたら、大喜利を観覧したような気分になった話
18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」/園田好
「なんで飲食業でモデルみたいな恰好してるんだ?」ロスの税関で4時間尋問を受けて感じたこと
大川弘一の「俺から目線」
俺の問題にはなるな――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
「ポケモンGO」を配信前の日本でプレイしてみたよ 秋葉原でポケモンゲットだぜ!
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
吉川晃司もやっていた“東京五輪最強の穴場”競技とは?
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中