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オトナの炭酸飲料「シュウェップス」で英国紳士にオレはなる!?

「おい、そこのウドの大木風味のメガネ!」  例によって例の如く、デスクに呼ばれるオレ。いや、アンタ「風味」って付ければパワハラにならないとでも言うのですか? 言うんですね。そうですね。 「なんでしょうデスク殿」 「お前、シュウェップスって炭酸飲料、知ってるか?」 「いえ……初めて聞きます。なんか炭酸強そうな語感ですね」 「これ、英国王室御用達の炭酸飲料でな、飲むと英国紳士になれるらしいぞ?」 「……なんですとっ!?」  そんな感じで、恵比寿で開催されるシュウェップスの発表会を案内されたわけだが、さてこの飲み物、いったい何者なのか? 会場にて配られた資料に目を通す。
シュウェップス

こちらがシュウェップスブリティッシュ レモントニック」の現品。非常にシックで上品なイメージである。ちなみに果汁3%配合、1本で約50kcal弱である

……今回新たに発売される製品の 正式名称は「シュウェップスブリティッシュ レモントニック」。1783年に誕生した歴史ある(ありすぎる?)炭酸飲料で、英国王室御用達の炭酸飲料として、英国をはじめとするヨーロッパではなじみのあるブランドなんだそうだ。肝心の味の方は、レモンの酸味に加え、ほのかな苦みをしっかり効かせた独特の味わいが特徴で、オトナ世代向けのテイストになっているとのこと。で、これが日本コカ・コーラによって6月11日から店頭に並ぶ、と。  うーん……さすがに資料だけじゃわかんないな。「早く飲みたいなぁ」と思いながら発表会を見つめるオレ。スルスルと進行し、新CMの上映会に。……おお、出演してるのピアース・ブロスナンじゃないか! ピアース・ブロスナンといえば言わずもがな、あの『007』シリーズで5代目ジェームズ・ボンドとして大活躍した紳士中の紳士、男前の中の男前! そういえば、CMにもなんとなーく『007』の匂いが……。  と、思ったら! 来たよ! ピアース・ブロスナンが! 会場に! カッ、カッコえええええええ! なにこの色気! なんなのその風格! もうね。飲むよ、オレ。こんな風な英国紳士に少しでも近づけるなら、いくらでも飲むよ。1リットルでも2リットルでも、なんならガロン単位で飲むよ!  なんて興奮してたら、ようやくシュウェップスが配られ、試飲タイムに。ピアース・ブロスナンの「Bottoms Up」という掛け声で乾杯! なんでもこの掛け声も英国式なんだとか。なんたる贅沢! で、早速ひと口。……ほほう。炭酸はわりと強めな感じで泡が細かい。最初の口当たりはレモンの爽やかな酸味がメイン。しかし、喉に流し込むと、次に口内に広がるのはほのかな苦み。なるほど、これは確かに、オトナ世代に勧めたい炭酸飲料である。ゴクゴク飲み干す、というよりは少し時間をかけて、ゆっくりとひと口、ひと口を楽しむ、そんな感じの飲み物で……すいません、もう限界です。グルメライターではないので、味に関してはこれくらいでご容赦を。まとめて言うと、「うまい!」の一言で問題なしです! ハイ!
ピアース・ブロスナン,シュウェップス

ピアース・ブロスナンご本人。わずか数分の出演だったにもかかわらず、とんでもない存在感で場を支配しておられました

 そんなこんなでお土産ももらい、ホクホク顔で会社に帰るオレ。少しは英国紳士に近づけただろうか。社に戻り、お土産袋に入っていたシュウェップスをもう1本飲む。どんどん飲む。飲めば飲むほどに、後味として残る苦味がクセになる。飲み干して、鏡のあるトイレに向かう。さぞかし英国紳士に近づいているだろうと思い、無駄にジャケットを羽織ってみる。  鏡を見た。  いつものオレだった。  泣いた。 <取材・文/太田優翔>
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