仕事

女ひとり「笑笑」で呑んだらこうなった!

ドラマをきっかけに「おひとりさま」という言葉が広まり、ここにきて定着し、カラオケや焼き肉など新サービスが続々登場している。孤独に苛まれるか、意外にもイケるのか、試してみた! 【ひとりチェーン居酒屋】 ― チェーン系はひとり女子会にも優しい! ―  仕事帰りに、女一人馴染みのバーへ繰り出す……そんな光景ならば美しくさえあるが、歓楽街のチェーン居酒屋ではいかがなものか。周囲の目を気にせず楽しく飲み食いできるのか? どうせやるなら日本の真ん中、歌舞伎町!ということで、M記者(女・27歳)はまず「坐・和民 西武新宿駅前店」に予約の電話を入れてみた。 M:「席の予約をお願いしたいんですけど。今日の夜の11時半で、1名なんですが……」 店:「2名様でいらっしゃいますか」 M:「あ、一人です……」 店:「ハイ、11時30分からで、2名様ですね」 M:「あ、すいません、1名です……。テーブル席でお願いします」 店:「テーブルのお席ですね。ありがとうございます。では、11時半頃に2名様ということで」 M:「あ、はい……」  やはりおひとりさまは冷遇されているのだろうか。他店の反応を窺うべく、おなじく歌舞伎町にある「笑笑 歌舞伎町店」へ。こちらは予約ナシで突入してみた。 「一人なんですけど……」と恐る恐る申し出ると、不審がられることもなくアッサリとテーブル席へ案内してもらえた。一人で入店すること自体は特に珍しいことでもないようだ。4人掛けのテーブル席で、座ると頭の高さほどの衝立に囲まれ、目に入るのは同じく4人掛けのテーブル席1席のみだ。思いのほかプライベート感がある。 ◆店員の優しさと隣人の無関心  今回注文した、一人で頼むのが悲しくなるメニューは以下のとおり。 キリン一番搾り(生)中ジョッキ/白鶴 正1合(冷)/鶏もも串/たこわさび/炎のロシアンコロッケ/チョコチョコ大好きチョコレートパフェ!!  意外と怪しまれないのが悔しかったので、ほんのり奇行に及んでみよう。注文用のタッチパネルで取り皿を3枚注文したところ、ビールと一緒に取り皿もキチンと3枚到着。この時点でやや怪しまれつつある気配を感じたが、依然として店員の笑顔に翳りは見えない。お次はたこわさをあえて2つ注文。「たこわさお2つとなってましたが、お1つでよろしかったでしょうか?」との確認に「2つで大丈夫です~」と即答すると、もう既に用意してあったものらしくすぐさま2つのたこわさが卓上に並んだ。
おひとりさま,たこわさ

恥辱をかき消したい一心で飲むように流し込んだたこわさ

 女のひとり晩酌は、はばかられるものがあったが、食べ始めてしまえば周囲の目も気にならない。ファミレスでビールも頼んだ程度のライトな感覚だ。隣のテーブルは行楽帰りとおぼしき50代の夫婦だったがこちらを怪しむ様子もなく、仲睦まじく疲れをねぎらい合っている。さてお次はロシアンコロッケの到着だ。隣からの視線は感じなかったものの、恥ずかしさに耐えかね「コレ結構辛いんですかね?」と店員に尋ねると「1つだけ辛いのが入っているんですよー」と微妙に嚙み合わない回答。矢継ぎ早に「デザートも持ってきて下さい!」と注文し、一人辛さに悶えつつデザートの到着を待った。 おひとりさま,記念撮影  料理が揃ったところで「写真撮ってもらってもいいですか?」とお願いすると、店員は笑顔で快諾。隣のテーブルからは遂に「えっ」という視線が投げ掛けられたが、その後は、何事もなかったかのように会話に戻ってゆく。この写真の件を除けば、思いのほか快適なひとり居酒屋であった。人は自分で思っているほど他人のことなんて気にしていないんですよね……。
居酒屋,おひとりさま

完食! サービスの「簡単割り勘計算」モードで割り算しても一人

― ブームの[おひとりさま]をやってみた【3】 ―
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