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小誌記者が「困り顔」メイクを実際に試してみた!

女子中高生のカリスマ歌手・加藤ミリヤ。最近の彼女をテレビや誌面で見るたびに「なぜそんなに困り顔なんだ?」と疑問を抱いたことから始まったこの企画。よくよく調べてみると、どうやら「困り顔」ブームが来ているらしく…… 小誌記者が「困り顔」メイクを実際に試してみた!
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 前述のように、トレンドリーダーの加藤ミリヤや梨花が取り入れたり、女性誌でも特集されたりと、女性たちの間にも「困り顔」はメイクとして浸透中だ。そこで、ヘアメイクアーティストの小菅美穂子氏に、なぜ今、困り顔が人気なのか解説してもらった。  ひとつの理由として小菅氏が挙げるのは原宿系の女のコたちによる、ギャルとの差別化。 「おそらくブームは、今年の4月頃から原宿系のコたちの間で広まったのが発端。10~20代前半の原宿系のコたちのメイクがキツく濃くなり、ギャルとほとんど見分けがつかなくなってきた。そこで、眉毛をはっきり描かず、眉尻を落とすことで、ギャルとの差別化を図っているのでは。あとは単純に『自分を幼く、かわいく見せたい!』という理由で自然発生的に困り顔メイクが増えて、それを木村カエラや加藤ミリヤ、梨花などタレントが取り入れ始めて浸透したのだと思います。実際に、メイクするときに、そういった注文を受けることもあります」  確かに女は若いほうがモテる。そこで、日頃から「態度がデカそう」「幸薄そう」「老けて見える」と評される小誌女性記者Fが、困り顔メイクにチャレンジした! 「メイクのポイントは、とにかく眉尻を短く、目は下にシャドウを入れて垂れ目風に。あと、頬のチークは丸くして、唇はグロスなどで光らせる。これで、きっと困り顔に見えますよ!」  小菅氏による1時間近いメイクの末、ようやく困り顔が完成!ふと鏡を見てみると、表情を作らずとも自然と困り顔になっている。自画自賛で恐縮だが、どことなく頼りなげな雰囲気に! 「これで私もモテ女!」と意気込み、早速、周りの男性に自分の困り顔を見せつけると「悲哀感が漂っている。違う意味で『助けなきゃ』という気になる」「人生に打ちひしがれて、本気で困っている感じがしてムリ」など辛辣な意見が。「メイクだけに騙されるほど、男は甘くない」と悟った一日だった……。
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アフター写真は、撮影時に憂いある困り顔が作れず、編集Y氏に「撮影が終わらない……」とぼやかれ、本気で困った末の一枚 ― ブームの[困り顔美女]って何だ【4】 ―
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