ライフ

あの脱走アリクイ娘も今はママ業に専念中

殺伐としたニュースが多いなか、ホッと心がなごむ動物ネタ。ニュースをにぎわせた動物たちは、今どうしているのか? その近況をSPA! がリポート! ●自分でドアを開けて脱走を繰り返した【ミナミコアリクイのタエ】 (池袋サンシャイン水族館)
ミナミコアリクイのタエ

赤ちゃんを背中に乗せて、ノシノシと歩くタエ。かつての脱走娘が肝っ玉母さんに変身!?

 人が出入りするドアを自力で開けてしまい、2度も脱走した過去を持つのが、サンシャイン水族館にいるミナミコアリクイのタエだ。 「1回目の脱走は’05年6月、2回目は’08年9月です。ミナミコアリクイは長いツメを持っていて、腕の力が非常に強いから、人間サイズのドアでも開けてしまったんですね」(サンシャイン水族館・広報)とのこと。ミナミコアリクイは力が強く器用な動物で、ドアを遊び感覚で開けたり、高いところによじ登ったりするらしい。 「タエも、明確に脱走を意図したわけではなく、遊んでいるうちにドアが開いてしまい、フラリと出てしまったのが真相かと。実際、2回の脱走のどちらも、飼育場所から10mも離れていないところで見つかっていますから」  そんなタエもすっかり落ち着いて(!?)、今ではママ業に勤しんでいるそうな。かつてのヤンチャな家出娘が、意外にも良き母親に大変身といったところか。 「今年1月、タエの第5子が生まれました。さすがに5回目の育児となると慣れたもので、タエも赤ちゃんも経過は順調です」  子だくさんママの貫禄を身につけたタエは、今年で推定9歳。 「アリクイとしては、そこそこ高齢ではあるのですが、相変わらず元気ですし、生まれた子も丈夫。これからも、お母さん業を頑張ってくれるでしょう」 ― 世間を騒がせた[ニュースな動物]のその後【8】 ―
おすすめ記事
ハッシュタグ