「にほん」と「にっぽん」、NHKは読みをどう使い分けてる?

◆NHKの「漢字の読み」は、どうやって決まる?

NHK,漢字 数多くのメディアの中でも、特に「正しい日本語の使い手」というイメージの強いNHK。その「漢字の読み」は、どのように決められているのだろうか。

「放送上の漢字の読み、アクセントや言葉遣いなどは、『NHKことばのハンドブック第2版』などの書籍を基準に、各々の番組担当の責任者が決定します。例えば『世論』の読みは『よろん』で、原則として『せろん』は使用しません。また『依存』((1)いそん(2)いぞん)のように優先順位をつけているもの、『家主』(○やぬし○いえぬし)のように2つの読みを認めているものもあります」(NHK放送文化研究所.大出岳史氏)

 さらに「日本」などは、言葉に応じた読み分けも行っている。

「正式な国号として使用する場合は『にっぽん』ですが、そのほかの場合は『にほん』と読むこともあります。例えば『日本海』や『日本橋(東京)』は『にほん』ですが、『日本放送協会』や『日本橋(大阪)』は『にっぽん』ですね。そのほか『日本一』については両者ともOKで、『日本アルプス』は『(1)にほん(2)にっぽん』と順位をつけています」

 こ、細かい……。なお、番組制作者や視聴者が判断に迷う言葉が新たに出てきた場合は、「放送用語委員会」が審議し、決定を下す。
「委員会には言語学の研究者、作家、脚本家といった有識者も参加しており、漢字の読み方や表記、アクセントなどを審議.決定。結果は『NHKことばのハンドブック』などに随時反映します。また、全国的な『ことばのゆれ調査』も毎年実施しており、その結果も審議の判断材料になりますね」

 なお、「だいじしん」と読む人が増えた「大地震」を、今も「おおじしん」と読んでいたりと、時代にやや遅れている面も。「新たな読みが出てきた場合、その読みが圧倒的に多くなった段階で改訂を行うため、世間の動きに半歩ほど遅れてしまう面はあるかもしれない」とのことだ。NHKの読みの変更は社会への影響も大きいため、慎重になる部分もあるのだろう。

「それでも『早急』などは、一時期『さっきゅう』の読みだけを認めた後で、『そうきゅう』の読みが復活するなど、“揺り戻し”の現象が起こってしまいました(笑)。一度『これだ!』と私たちが決めても、また社会で言葉のゆれが起これば、視聴者の方に違和感がない形に変更する必要があります。そのように変化を続けていくのが言葉なんでしょうね」

【NHK放送文化研究所】
各種メディア研究や世論調査などを行う総合的な放送研究機関として、昭和21年に設立。日本語の実態調査も数多く行い、『NHKことばのハンドブック第2版』などの刊行物の編集も行っている

アンケート協力/株式会社ジャストシステム「Fastask」 写真/時事通信社
取材.文/古澤誠一郎 増山かおり 田幸和歌子 港乃ヨーコ 安田はつね(本誌)

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