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ビジネス本50冊を読破・実践!本当に効いた成功法則とは?

書店の売り場を席巻する成功哲学本。そこにドヤ顔で書かれている成功法則はどれだけの効果のもと支持されているのか!? リアルに役に立つ成功法則を探ってみた ◆ビジネス本50冊を読破&実践!リアルに効果のあった成功法とは?
多田文明氏

多田文明氏

 もともと自己啓発本の類いには懐疑的だったというルポライターの多田文明氏。だが取材のために短期間に50冊のビジネス本を読みあさった結果、「仕事の歯車が加速度的に回転しだし、年収は倍増した」という。そんな多田氏にリアルに効果があった方法を聞いた。 「まずは“営業のパターン化”。売り込み電話で相手の反応が悪いと落ち込んでいましたが、リチャード・カールソン著『小さいことにくよくよするな!』で相手の投げたすべてのボールを受け取る必要はないと学んだ。さらに、神田昌典著『非常識な成功法則』の、強気な営業で見込みのない客を早めに切る“殿様セールス”。これらを組み合わせて、毎日時間を決めて営業電話をかけ、ダメならさっと引く……を淡々と行った」  その結果、念願のラジオ出演と新聞連載をゲットしたと満足そうに語る多田氏。 「『非常識な成功法則』はやる気の喚起にも効果的。いい心で愚直に取り組めば成功する……という綺麗事ではお金は稼げない。嫉妬、敵対心などのマイナス感情を爆発させて、成功を収めるべきだと。過去の恥ずかしい自分を思い出し、自分を奮い立たせました」  また、家族に“ゴミ男”と言われるほど整理が苦手だった多田氏に効いたという整理術。 「野口悠紀雄著『「超」整理法』の、書類をカテゴリー別ではなく時間軸で整理する方法。これにより資料を探す時間が大幅に短縮し、1日かかっていた原稿が2、3時間で終わるようになりました」  そして読書術も多く実践した結果、ただ読んで終わりでは“高校生レベル”だと気づいた。 「1500円出して本を買うのはそこそこ決断力がいりますが、本田直之著『レバレッジ・リーディング』では読書を投資と考え、ビジネスに生かして10倍稼げばいいと教える。1か月に3~4冊、予算を7000円などと決めて投資すれば、それ自体が前向きな行為ですよね? その中で気に入った本を、自分の仕事にどう生かすかを考え、メモを取りながら再読します」  あくまでも著者と自分の人生は違うので、法則を自分流にアレンジするのが重要だとか。 「今は能力主義が浸透し、自分で努力して目標を勝ち取らなくてはならない時代。ビジネス本を読むことは、成功に向けた最も手軽で能動的な行為なのです」  ビジネス本を潤滑油に、仕事の歯車を回転させるべし! 【本当に効いた成功法則】 ・神田昌典氏の“殿様セールス” ・野口悠紀雄氏の“「超」整理法” 【多田文明氏】 1965年、北海道生まれ。ルポライター、キャッチセールス評論家。著書に『崖っぷち「自己啓発修行」突撃記』(中公新書ラクレ)ほか ― 本当に効く[成功法則]はコレだ!【1】 ―
崖っぷち「自己啓発修行」突撃記

ビジネス書片っぱしから試してみた!

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