仕事

誤発注に送信ミス…怪談より怖い仕事上の恐怖体験

 深夜にひとり残業していると、ガチャンとタイムカードを押す音がする。何人かがそれを聞き、機械の具合でそういうこともあるよね、でもちょっと気持ち悪いね……と話していた。ある日、霊感の強い同僚が言った。「あれ、昔このフロアにいた○○さんでした。亡くなったんですけど、夜ひとりで席に座ってるので、『もう出社しなくていいんですよ』と言ったら、消えました」。  これは筆者が他社の友人から聞いて震え上がった話だが、まぁこの手のオフィス怪談はいろいろな会社で都市伝説的にあるのかもしれない。  一方、仕事には、怪談よりもリアルな恐怖体験がつきもの。サラリーマンなら背筋も凍る体験をしたことがあるのではないだろうか。 恐怖体験「大型マンションの見積もりを出し、それで成約をしたのですが、あとで見積もり書を見直すと、1桁少なく入力していたことが発覚しました。その差額は自分の貯金や退職金を遥かに上回る額で、もうどうしていいかわからなかった」(36歳・男・住宅機器)。  つい最近、アメリカの証券仲介大手ナイト・キャピタルが自社のシステム障害で大量の誤発注をして、その損失額は約340億円(2012年8月2日)というから、担当者にとってはほとんど臨死体験であろう。 「ある雑誌の編集部にいたとき、同僚が大手企業の電話番号を誤植。なんと、ヤクザの組事務所の電話番号になってしまた」(47歳・男・出版)。その企業とヤクザ事務所は数字が1つ違うだけだったとか。  そういえば、2010年にベストセラーとなった水嶋ヒロのデビュー作『KAGEROU』では、最後のほうで重要人物の名前が入れ替わっていて、版元の社員総出で6000冊に訂正シールを貼ったことが話題になった。誤植は恐ろしい。 「社内の不倫相手に書いたベタベタのラブメールを、Y_miki@にメールするところ、間違って取引先の女社長 Y_mika@に送信してしまった。その女社長とはモメていて契約を切られる寸前の状況。送信ボタンを押した瞬間、ギャッ!と声が出たが、後の祭りだった」(41歳・男・営業)。  こんな身の毛もよだつメール誤送信、体験者は少なくないのでは。  週刊SPA!8/7発売号「背筋が凍る会社の恐怖体験」では、誤発注、クレーマー、モンスター上司などなど、暑さも吹っ飛ぶ恐怖のエピソードを集めた。 <文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!8/14・21合併号(8/7発売)

表紙の人/織田裕二

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