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実は多い「ペニーオークションにひっかかり妻が秘密の借金」

夫婦とはいえ秘密のひとつやふたつあるものである。「へそくり」だって想定内……と思っている人も多いだろう。が、オンナは無邪気に、そしてしたたかに“現実”に備えている。知らぬは男ばかりなりの、嫁の裏金事情をここに紹介。他人事ではない、かも 【秘密の借金:50万円】 ◆ペニーオークションで背負った借金。夫に知られたら離婚!? 中井京子さん(仮名・45歳) サギ,借金 カネにまつわる嫁の秘密。内緒の蓄財ならばまだいい。中井京子さんは先月、50万円の借金をつくってしまい、それを夫に打ち明けられずにいる。ギャンブル性の高いペニーオークションを、仕組みも知らないまま利用してしまったことが原因だ。 「友人がパソコンを買い替えると聞いたときに、ネットで見かけたペニーオークションのことを思い出して。『私が安く買ってあげる!』と伝え、何度か入札したんです。でも、なかなか落札できないし、途中で手数料を計算したらスゴい金額になっていたんです」  夫は倹約家で年収も800万円と、家計に余裕がないわけではない。それでも中井さんが借金を秘密にせざるを得ないのは、過去に似た失敗をしているからだ。 「結婚して1年ほどの頃に、パチンコの必勝を謳う情報商材に騙され、200万円の借金をしてしまったんです。主人に打ち明け、借金は清算してもらえましたが、その時、『どうしてこんなのに騙されるんだよ……』と言った主人の本当に悲しそうな顔が今も心に残っていて」 ◆月4万円のパート代からリボ払いで返済するが……  そんな中井さんの「何でも信じてしまう」性格を知ってか、結婚当初から家計は夫が管理。中井さんは必要な生活費を受け取って日常の買い物をこなし、お小遣いはパート代でまかなっている。 「4万円のパート代から毎月1万円を借金の返済に充てているんですが、家族の記念日のプレゼント代や、お歳暮など贈り物のお返し、主人の両親との日常の付き合いなどで、出ていくお金が意外と多くて。洋服は『しまむら』で980円のものを買ったりと、出費は切り詰めていますが、この先は相当厳しくなりそうなんです」  中井さんは10年ほどうつ病にも悩まされており、借金を背負って以来、心の不調も続いている。 「パートに出るのがツラくなり、出勤日も大幅に減らしてしまいました。稼ぎがなくなれば、借金の返済は主人に頼るしかなくなります。また同じような失敗で借金したことがバレたら、離婚されちゃうんじゃないかと本当に怖い」  言えない秘密を抱えつつ、彼女は今、在宅仕事を探している。 ― 男が知らない[嫁の裏金](驚)事情【9】 ―
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