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もし、残念な人が『論語』を読んだら【その7】

~ 『論語』と出会って、変わった人たち ~ 舞台女優が『論語』を読んだら 人に見せる仕事だから、人から憧れられる存在でないと 「自己啓発本は好きではなく、歴史が好きなので、まあ、『論語』も読んでみようかな程度だったんです」と、控えめながらもハツラツと話すのは、小劇場を中心に活動する女優の田川ちかさん(27歳)。中学生の頃から中国史や日本史、とりわけ幕末が好きでよく読んでいたが、『論語』は頭の隅にある程度。それが、昨年末、バイト先の店長に『子どもが喜ぶ「論語」』を薦められ読んだのを機に、論語の世界に惹かれていった。 「読むと意外とわかりやすく、すっと頭に入ってきました。ある言葉が好きというのではなく、すべてが『仁・義・礼・知・信』というキーワードに行き着く。これは武士道に通じるところがあるなって」  自らを「気に入ると追究するタイプ」だと分析する田川さん。2冊目の論語本『野村の実践「論語」』(野村克也著)を読み、現在、3冊目にも手を伸ばしているところ。そして、「ぜひ、芝居仲間にも『論語』を薦めたい」と言う。 「私は孔子の言葉を、『人が自然に集まってきたり、幸せが訪れるのは、その人に徳があるからだ』と大きく解釈しました。坂本龍馬もそうですが、いい人の周りに人は集まり、礼儀のない人から人は遠ざかる。人に見せる職業に就く以上、自分が素晴らしい人間であり、人から憧れられる存在でないといけないと思う。私自身まだ行動には移せていませんが、徳のある人間になりたいと思います」 ※田川ちかさんは’10年4月13~17日 羽生一家玉組公演『寒い国から来た魔女』(中野ザ・ポケット)に出演。 詳細は http://ameblo.jp/chikapinoheya/
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