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「家の前のマンホールの蓋が取れた」でも立派な陳情!?

[陳情される側]のホンネとタテマエ 陳情される側の議員や秘書に話を聞いた。現職の方はなかなか言えないこともあるようだけど、元職の方からは、なるほど納得な”ぶっちゃけトーク”も飛び出して…… ◆「家の前のマンホールの蓋が取れた」でも立派な陳情です “美人すぎる区議”で話題になった倉田れいか練馬区議の元には、区民の陳情が日々寄せられている。 「区議会事務局に提出される陳情も多々ありますが、私が個人的に受けている陳情は数え切れません。正式な書面でなくても、町で私を見かけて、困ってることがある、相談したいと言われたものは、すべて陳情だと思ってますから。内容はもういろいろ。一番多い待機児童の問題、高齢者問題、あるいは『家の前のマンホールの蓋が取れた』とか『隣が空き家のままで気味が悪い』というのも立派な陳情です」って、そんなことまで聞いてたらキリないだろうに。が、倉田氏は「対面以外でも電話や文書、ブログ、ツイッターなどに寄せられた陳情は調査したり、対策を模索して、陳情者がわかる場合はすべてご本人に回答するようにしている」というからご立派!  とはいえ、何ともしがたい案件もあるようで……。 「たとえば国道や都道の舗装についてとか、国政や都政のことは区議会議員ではちょっと……。懇意の国会議員に伝えはしますが、私が直接できるのは『私も不満なんですよ』と同意することしかなくて。また、都市開発などすでに決まってることを覆してほしい、というのもなかなか厳しいですね」  ただ、一区議では難しい件でも、陳情内容によっては「議会に陳情書を提出してはどうか、との提案と方法は説明している」そう。だが、練馬区議会に付託された陳情のほとんどが継続審議中のままになっているのもまた現実だという。 「結論がなかなか出ないのは、陳情者にも申し訳ないと。私の所属する会派は、どんどん審議をしていこうという考えなんですが……。それでも陳情という制度は議員が区の問題点を知る機会になるし、たとえ審議が継続中でも議会で取り上げることで区政の引き締め効果はあると思っているんです」 【倉田れいか氏
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’81年生まれ。「小林興起政経塾」塾生、小林興起議員秘書を経て、’07年、25歳のときに練馬区議選に出馬し、当選。”美人すぎる区議”として注目を集める ― 「陳情したらこうなった!」(驚)報告【7】 ―
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