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「海外宝くじに当選!」商法の被害が急増中

架空の投資話や訪問販売など、悪質業者の被害は後を絶たずニュースを賑わしている。しかし、多くの人は思うだろう、「なんで、ダマされるの?」「ダマされるほうがバカじゃないの?」と。が、悪質業者も巧みだ。新たな詐欺手口は日々増え続け、我々の虚をついてくる。そこで、SPA!では業者の変わらぬやり口、新たな手口を、加害者・被害者の立場から紹介。悪質商法から身を守るヒントにしてもらいたい ◆悪質商法もグローバル化!? 詐欺「海外宝くじ」の被害が増加しているという。エアメールで、「当選しました!」あるいは、「当選確実!」など“あなただけの幸運”を謳ったものが送られてきて、さらには「海外宝くじは非課税」とウソをつき(海外宝くじを発行した国で非課税でも、日本で当選金を受け取ると所得税がかかる)、“おいしい話”をチラつかせる。  しかし、場合によっては申込書に、クレジットカードの番号を記入する欄があり、「毎月、ロト参加費を引き落とすことを許可します」などとこっそり記載されていて、これに申し込むと、毎月、料金が引き落とされてしまう……なんてケースも。  最近はドイツからのエアメールが多いそうだが、オーストラリアや中国(香港)、カナダなどからのものもあるという。 ◆悪質商法は世につれ世は悪質商法につれ  悪質商法に詳しい、キャッチセールス評論家の多田文明氏は「悪質業者の根本的な手口は変わらずとも、その時代、その人のニーズを突いてくる」と指摘する。 「例えば、新築住宅への火災報知機が義務化(’06年)となれば、『消防署のほうから来た』という訪問販売が現れ、家電リサイクル法の改正(’09年)の後には廃品回収詐欺が横行する。その後も、『裁判員に選ばれてもお金を払えば免除される』という裁判員制度(’09年)を悪用した詐欺、「地デジ完全移行」(’11年)が話題となれば、『アンテナが必要だ』などという地デジ詐欺など、法律の変わり目など、人々の関心が高く、でもあまりよくわからないタイムリーな事柄を切り口に仕掛けるんですよ」  そこで、次回からは業者の変わらぬやり口、新たな手口を、加害者・被害者の立場から紹介。悪質商法から身を守るヒントにしてもらいたい。 ※続きはこちら⇒『海外の霊能師が送ってきた「予言」の中身』
https://nikkan-spa.jp/300232
イラスト/岩井勝之 ― 「おいしい話にダマされた!」最新被害報告【2】 ―
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