出勤前、昼食後…缶コーヒーは飲み分けるのが効果的

 朝の出勤前、昼食の後、仕事後のほっと一息タイム……。そんな一日のなかのターニングポイントで、気持ちを切り替えるために飲みたくなるものといえば、やはり缶コーヒーだ。食品の消費者動向を調べる「味香り戦略研究所」によれば、「ノンアルコール飲料の拡大に伴い、1日の食生活のなかで夜中心だった“苦味”が、日中のあらゆる時間のアクセントとして摂取されるようになりつつある」という。缶コーヒーが活躍するシーンは、どんどん増えているのだ。

 また同研究所によれば、各メーカーから発売されている缶コーヒー(無糖)も、「ビター感」と「酸味」の強弱によってさまざまな種類があるという。消費者が求める味も「朝や午後の眠気をスッキリさせる“苦味”や、気分をリセットさせるためのボディの強い“苦味”など、シーンや心理状況によって異なる」(同研究所)とか。

⇒様々な種類のコーヒー分布図はコチラ
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=311665


 では、我々消費者は朝の出勤前や昼食後など、シーン別にどのような一本をチョイスすべきなのか?「朝、シャキッとしたいときならば、ライトな『ブラック』や『微糖タイプ』がいいですよ」と話すのは、日本コカ・コーラのジョージアグループ シニアマネジャー島岡芳和氏だ。ジョージアの「ヨーロピアン」ブランドを担当している。

「昼食後には、食事の余韻を楽しむような気持ちで飲む風味の強い、しっかりとした缶コーヒーがオススメです。フレンチやイタリアンといった西洋料理を楽しんだ後に、エスプレッソをクイっと飲みますよね。コレと同じように深い味わいを楽しむイメージです。また、仕事終わりにはカフェオレなど甘めのタイプを。。疲労感が残っていて、糖分がほしくなるタイミングで飲むのがオススメです」(島岡氏)

◆体の疲労には「甘めのコーヒー」、頭の疲労には「甘くないコーヒー」?

 また、島岡氏によればオフィスや工場など、働く場所によっても人気の缶コーヒーは変わってくるのだという。

「オフィスでデスクワークをされる方には甘さ控えめの『微糖』系が人気で、逆に工場や工事現場など、体を動かす場面ではほどよい甘さの『スタンダード』なタイプのほうが人気です。デスクで感じる心の疲労と体を動かした後の肉体の疲労では、消費者の方がほしくなる一本も変わってくるのだと考えられます」

「『ヨーロピアン』は味と香りを楽しむ大人のコーヒーです」と話す、日本コカ・コーラの島岡氏

 確かに、思い返してみればデスクワークや外回りなど、その日の仕事内容によって帰りがけに選ぶ一本は違うモノになっていた気がする。また島岡氏は、缶コーヒーをさらに楽しむコツは「豆の焙煎方法などによって違う、コクや風味を楽しむこと」だと話す。

「ジョージアの『ヨーロピアン』の場合、こだわり抜いた厳選豆をブレンド使用し、さらに『深煎り二層抽出製法』という製法を採用して、強い風味やコクを再現しています。そのような深い味をゆっくりと飲むのが、本場・ヨーロッパのコーヒーの楽しみ方なんです。忙しい社会人の方ならば、仕事帰りの一息つくタイミングなどにじっくり飲んでほしいですね。『今日も頑張ったな』と、ちょっとした自分へのご褒美として“噛みしめる一本”には最適だと思いますよ」

 我々は、その一本を飲むためにせっせと働いているといっても過言ではない。これまでは無意識に行っていたコーヒーの“飲み分け”だが、そのときの状況によってさまざまな味をチョイスしてみると、また違った楽しみ方ができそうだ。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>

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