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イギリスの選挙で勝つには泣き落としよりロジックが必要

候補者の名前連呼、お決まりの選挙ポスターばかりが目立つ日本の選挙。じゃあ世界の選挙はどんな感じなの? というわけで、各国大使館や在日外国人、現地在住日本人に各国の選挙事情を聞いてビックリ! 選挙権年齢はもちろん、投票方法、投票率、選挙運動も日本とは全然違うのだった。これを読めば、アナタも選挙に行きたくなるはず! イギリス 用紙に記載された候補者の名前の横に×印をつけて投票する “議会政治の本場”というイメージがあるイギリス。ロンドン在住のグラフィックデザイナー・KTさんによると「土下座や泣き落としなど、情に訴える選挙はイギリス人にはまず通用しません」とか。 「そこで、候補者は理屈で攻める。昨年の総選挙では3大政党(保守党・労働党・自由民主党)の党首によるテレビ討論会が3回実施されました。ブログやツイッター、ユーチューブも活用されます」  街宣カーや街頭演説は見かけないが、候補者や支持者が家々を訪問することは盛んに行われる。 「候補者別のポスターは目にしませんが、道路脇やビル壁面に巨大な政党ポスターが貼られます。党首の笑顔やスローガンだけでなく、相手政党の批判もバンバン載せる。さらに大抵のポスターには悪口が落書きされてますね」  投票方法は、用紙に記載された候補者名の横に×印をつける、というもの。投票日には投票所の前に各党のボランティアが立ち、投票に来た人の名前や住所を確認。 「支持してくれそうな人がまだ投票に来ていないとなれば、連絡を入れて投票を促したり、投票所まで送り迎えしたり。これはさすがに押しつけがましい気がします」  意外に泥くさいこともするのね。 取材協力/KTさんのブログ「everydaylife.style」 http://everydaylifestyle.wordpress.com ― [世界の選挙]ビックリ!白書【2】 ―
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