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安易な海外への移住は必ず失敗する

「貯金ナシ」「語学力ゼロ」でもOK!実は穴場のNYからカンボジア、エジプトなど日刊SPA!では様々な海外への脱出方法を紹介してきたが、最後に海外生活ジャーナリストの飯田道子氏に注意点を聞いた ◆「安易な海外への逃避は必ず失敗します!」 海外「日本が嫌で海外に行きたいという人にまず言いたいのは、『母国でうまくいかないのに、ハンディの多い外国でうまくいくことはまずありません』の一言」  こう話すのは、FPであり海外生活ジャーナリストでもある飯田道子氏。母国語で周囲とコミュニケーションが取れない人は、不自由な外国語ならさらに、周囲と軋轢を生む可能性が大なのだ。 「それに外国に住んでも日本人コミュニティとのお付き合い・助け合いを断つのは想像以上に困難です。情報交換ができますし、同じバックグラウンドの人と話せる安心感は何物にも代えがたい。ただし、当然、狭い人間関係ですから問題も起こりやすく、日本以上の対人スキルが求められます」  お勧めは、いきなり永住を目指すよりも就労ビザを取得し、数年お試しで暮らしてみることだ。 「就労ビザといっても、事務系ではその国の現地人と競うのは困難なので、職人系がベター。今なお寿司は世界中で人気なので、日本で学びスキルを身に付けてから、就職先を探すのはアリです」  その場合、大都市では寿司職人が足りていることが多いので、これから日本人を呼びたい、中小都市の観光地が狙い目だそう。 「語学力が必須だと考えている人は多いでしょうが、究極は“仕事力”がものをいいます。挨拶ができる、最低限のパソコンが使える、時間を守るなどのビジネスマナーを徹底すれば、どこにいても信頼が得られ、長く働けるはず」  あと、注意すべきは制度の変更。 「ビザの取得資格や内容は、予告なくどんどん変わります。セミナーなどにも参加し、常に最新情報を集めるようにしてくださいね」 取材・文/高島昌俊 山本啓介 中尾 巴  写真提供/安田 修 ― 海外脱出最新マニュアル【6】 ―
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