白金(プラチナ)で勝負するなら現物かCFDか……?

依然として続く欧州の金融不安。通貨、国債などへの信用リスクが嫌気されている今、商品に注目する投資家は多いことだろう。アナリストの吉田哲氏による白金と日経225との相関(https://nikkan-spa.jp/326155)について紹介したが、では具体的に白金はどこでどうやって取引するのだろうか? ◆狙いの白金はどこで買えるの?
ドットコモディティ社

ドットコモディティ社

 日経225との相関性が出てきた白金だが、どこで買えるのか。 「弊社では先物取引もありますが、レバレッジを利かせない現物取引や積み立てもあります。レバレッジのリスクが怖い方はそちらで取引してみてはどうでしょう」  とは、ドットコモディティ社アナリストの吉田哲氏。また、あわせてCFDの白金も用意されており、10倍のレバレッジが利かせられる。なので、FX経験者にとっては勝手が同じであり、親しみやすいはず。 「CFDのNY白金はレバレッジ10倍で必要証拠金は12万9545円。一方、商品先物のNY白金での必要証拠金は2970ドルなので、23万472円になります」  CFDのほうは、資金量が少ない人には魅力的だろう。 「もし、日経225と両方合わせて買うのであれば、ポジションの量を調整したほうがいいでしょう。片方に偏らないほうがいいでしょうね」  つまり、レバレッジなどを用いたとき、双方の取引量が同じになるようにすること。レバレッジを使ったときに取引している資金量が同じでないと、リスクが生じる。  また、東証に上場している白金のETFもある。さらには、楽天証券やSBI証券などでは白金のeワラントも存在する。それぞれ、手持ちの資金量などから熟考して自分に合った買い方を選ぶべし! ◆ドットコモディティhttp://www.commodity.co.jp/) 同社で東京白金を買う場合は5万4000円から。白金ミニなら1万800円で買える。また、NY白金は商品先物とCFDを選択可能(’12年11月1日現在) 【吉田 哲氏】 ドットコモディティ社アナリスト。コモディティの動向に詳しい。コモディティ専門情報サイト「Commodity-Board」にリポート寄稿も 取材・文/上野 智(ミドルマン) ― 「狙い目は白金」これだけの理由【3】 ―
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