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急増する「脱法ドラッグ」事件 巻き込まれても不思議じゃない

 脱法ドラッグに起因すると思しき、事件や事故が後を絶たない。事件にはならずとも、脱法ドラッグ吸引者が街中で奇声を上げて暴れるなどの“奇行”に走り、警察に保護されたり、救急搬送されるケースも多発している。  脱法ドラッグ 10月10日には愛知県で脱法ハーブを吸引した会社員男性(30歳)が自動車事故を起こし、はねられた女子高生(16歳)が死亡。脱法ハーブの吸引が原因だとされ、危険運転致死罪で起訴されている。  現在、日本で出回っている脱法ドラッグはハーブ系、リキッド・アロマ系、パウダー系と大きく3種類に分けられる。なかでも流通量がもっとも多いのが、ハーブ系だ。それらは主に、原料の乾燥植物に大麻と似た幻覚作用を引き起こす「合成カンナビノイド」という化学物質をスプレーなどで吹きつけて作られている。だが、薬物問題に詳しい弁護士の小森榮氏は「昨今の脱法ドラッグは分類するのが困難だ」と、現状を語る。 「これまではハーブ系の成分は合成カンナビノイドだったが、今ではパウダー系などに使われてきた別の成分が添加される例もあります。吸引者はもちろん、販売者すら成分を把握していないこともある」  最近では「第7世代」という謳い文句の新作まで登場し、販売ルートも急拡大している。吸引することで人を狂わせ、果ては第三者に危害すら与える脱法ドラッグ。吸った人間は何を見て奇行に走るのか……。次回はそんな恐怖の実態を探った。 ⇒「脱法ドラッグは歌舞伎町路上で平然と売買されている」に続く
https://nikkan-spa.jp/331389
<脱法ドラッグ関連の事件・事故が急増> 【11月1日 東京都】 都内のホテルでミュージシャンの男性が救急搬送。ロビーで植物片が見つかった。 【10月22日 東京都】 脱法ハーブを吸った男性が半裸で小学校に侵入。女子児童に傷を負わせるなどした。 【10月10日 愛知県】 女子高生が脱法ハーブを吸引した男性に車ではねられ死亡。危険運転致死罪で起訴。 【6月1日 大阪府】 運転中に脱法ハーブを吸った男性が暴走し、女性2人が軽傷を負う。懲役3年を求刑。 ― 脱法ドラッグ吸引者が見る「おぞましき幻覚」【1】 ―
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