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女性を[監禁・脱法ドラッグ漬け]にした男を直撃

10月16日、埼玉県・S市のアパートの2階の一室で、長らく音信不通であったA子さんが見つかった。A子さんの親族らが居場所を突き止め救出したのだ。発見時、A子さんは廃人のようで、覇気もなくベッドに座り、足元にはリストカットでできたと思われる血だまりがあった。薬物の過剰摂取とみられる症状だった。(詳細はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/339169)  現場から逃げた借り主のKは地元の薬局の御曹司で薬剤師。脱法ドラッグは睡眠薬や向精神薬などと併用することで効果が高まる傾向にあることも知っていながら脱法ドラッグや向精神薬をA子さんに与えていたのだろうか。  行方をくらましているKを電話で直撃した。 ――10月中頃までA子さんと一緒にアパート暮らしをしてましたよね? K:一緒には住んでいません ――でも頻繁に会う仲ではありましたよね? K:状況が掴めないので、なんとも言えません ――10月の中頃、親族の方がA子さんを助けに来た時は、衰弱しきり、手首をリストカットし、血だまりができるほど危険な状態だった。それを知っていましたか? K:はい。知っています ――危険な状態を知っていながらなぜ、A子さんを放置して、部屋から脱走したのですか? K:まずいな、助けたいな、とは思っていましたが…… ――一緒に脱法ドラッグをやっていましたよね? K:それは全く……。一体誰がですか? ――合法、非合法を問わず、A子さんにドラッグを渡したり、一緒に使用した事実はないと? K:ちょっと連絡が入っちゃったので、もう(電話を)切ります  Kはこの後、電話に出なかった。  KはA子さんに「ほかの女性とこうした関係を持っていたことがある」とほのめかしたことがあり、親族も「同様に薬漬けになっている女性がいるのではないか」と警戒感をあらわにしていた。  おりしも、11月28日、厚労省から、脱法ドラッグの一掃に向け“包括規制”への叩き台が出され、早ければ来年2月にも規制法が施行される見込みだ。  こうした極悪非道な“犯罪行為”を立件できなければ、A子さんは浮かばれない。 取材・文/高木瑞穂 ― 「私は監禁・脱法ドラッグ漬けにされた」被害女性の告白【3】 ―
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