海賊は大便を頭になすりつけた【ソマリア海賊裁判傍聴記・後編】

 今回の裁判員裁判は、日本に送られた4名のうち2名が海賊対処法違反(運航未遂)の罪に問われている。報道によれば、2名は海賊行為を認めており、弁護側は「日本での裁判は無効」と控訴棄却を求めている、とのこと。

 2011年11月の裁判(http://nikkan-spa.jp/85970)では、未成年のモハムード・モハメド・ジャーマ被告(以下、ジャーマ)が1人で法廷に立ったが、今回の被告は2名。黒人にしては若干肌が白く、顔の掘りが深いマハムッド・ウルグス・アデッセイ被告(年齢不詳。以下、アデッセイ)と、白髪交じりの坊主で長身のアブデヌール・フセイン・アリ被告(年齢不詳。以下、アリ)だ。

 前回のジャーマと同様、「生年月日はわからない」そうだが、見た目からは成人男性であることは間違いなさそうだ。

 さて、弁護側の証拠取り調べの一環でソマリア海賊の拠点となっているエイルという村の映像が流れたときに、それまで足を投げ出して法廷の様子を見ていたアリが、口元に手を当てながらじっと映像に見入る。思えば、遠くソマリアから連行されてきて早1年10か月。海賊といえども、言葉も通じない国で拘束されている気分はどのようなものだろう。

 そんなことを思っていると、やはり異国での勾留生活によるものなのか、元々の性格なのかはわからないが、アデッセイが精神的に不調を来していることが弁護側から明かされた。

 まず、日本に連れてこられて約10日後の2011年3月23日、検察官の取調べの際にアデッセイが「私には3人の人間が宿っていて、この3人が毎日私の体に出てきて、暴力を振るうので困っている」と発言。その他、拘置所などで「石けんをかじりながら『ワハハハハ』と笑い出す」「畳に大便を散在し、大声、騒音」「木箱を歯でかみ砕く」などの奇行が多発。

 なんと、2011年7月7日には大便を頭になすりつけ(!)、さらには壁に塗りつけるなど、体調不良、不眠、不安の症状が際立つようになり、向精神薬などを投与されるようになったという。

 これらの証拠が弁護側から紹介されたところで、本日は審理は終了。明日以降も裁判員裁判は続くが、果たしてソマリアの海賊事件を「市民感覚」で裁けるものなのか? 裁判員の皆さんの苦悩を想像すると、頭の下がる思いでいっぱいだ。 <取材・文/織田曜一郎(本誌兼「HCTV」東京支局ボランティアスタッフ)>

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