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日焼けをしすぎると口が臭くなるメカニズム

 日差しが気になるこの季節には、「日焼けサロンで内臓が焼ける/日焼けしすぎで皮膚が死ぬ/口が臭くなる」なんて恐ろしい噂もいくつもある。 医療ジャーナリストの森田豊氏に聞いてみたところ…… 『内臓まで焼ける』というのは完全な都市伝説です。日焼けサロン好きの人が体調を崩して医者に行ったところ、『あなたの内臓は焼けただれていて治療はできません』と言われた……という噂がもとになっているようですね。しかし紫外線が内臓まで届くはずがないですし、仮に内臓が焼けただれるほどのダメージを受けていれば、皮膚はそれどころの症状じゃ済まないはず。  一方で日焼けは第一度の熱傷=やけどですから、『日焼けをしすぎると皮膚の細胞が壊死する』というのは正解ともいえます。また、強い光を多量に浴びると、体の水分が失われるのに比例して、口内の唾液も減少してしまうので、口の渇きが原因で口臭を引き起こすことも起こり得ます。 イラスト/スズキサトル ― 真夏の[都市伝説]を科学する【3】 ―
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