「雷様がヘソを取りに来る」には教育的な意味がある

◆古くから伝わる夏の風物詩的迷信

 通り雨や台風の多いこの時期、「雷が鳴ると雷様がヘソを取りに来る」と親から言われた経験のある人は多いと思うが、実はこの迷信、教育的な意味があるのだという。

「ヘソを隠すときは姿勢が前かがみになり、頭の位置が低くなります。雷はより高いところに落ちる性質がありますから、ヘソを隠せば、雷に打たれる確率が減るんですよ。また、雷が落ちるときは気温も下がります。そのため、おなかの回りを覆うことで冷えをカバーする……という意味もあったんでしょうね。欧米のようなストレートな物言いを避ける日本では、教訓の隠された迷信を、躾のために使う文化が昔からあったんですよ。子泣きじじいや油すましなど妖怪にも子供の躾や教育に利用される“教訓妖怪”というジャンルがあるくらいですから」(オカルト研究家・山口敏太郎氏)

また、「夜中に火遊びをするとおねしょをする」「夜中に爪を切ると親の死に目に会えない」「夜中に口笛を吹くと泥棒が来る」といった夜中にまつわる迷信も、夜更かしをしがちなこの時期に多く使われるもの。これらの迷信にも江戸時代の教訓が隠されているのだとか。

「火遊びの迷信は、『火災都市』と呼ばれるほど火事が頻発していた江戸で、火の用心の意識を子供たちに根付かせるために、使われたものでしょう。爪の迷信に関しては、江戸時代の夜は行灯しか明かりがなかったため、その暗い中で爪を切ると深爪をしてしまうから……という配慮から生まれたという説が有力です。夜の口笛については、泥棒以外にも幽霊や蛇を呼ぶという迷信もあります。これは夜に大きな音を出すと近所迷惑、というのが大きな理由でしょう。狭い地域に大勢の人が暮らしていた江戸で、『粋』な方法で暮らしのマナーを教えるために、このような迷信が使われたんでしょうね」

― 真夏の[都市伝説]を科学する【11】 ―

「島耕作シリーズ」の作者が語る多様化する働き方とコーヒーの関係とは?

「島耕作シリーズ」の作者が語る多様化する働き方とコーヒーの関係とは?
sponsored
「朝活・夕活」に代表される労働時間の見直しや、仕事と育児の両立といった「ワーク・ライフ・バランス」が注目を集める昨今。人々の働き方も多様化しているが、…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(22)
メンズファッションバイヤーMB
最速で「中年男性をおしゃれに見せる」魔法のアイテムとは?【プロが断言】
山田ゴメス
最近、激増している「副業・AV女優」の本音に迫る!
オヤ充のススメ/木村和久
キャバクラか風俗か――。人生最大の問題に終止符を
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
近未来の“超大物”ハンターがデビュー ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第190回(1995年)
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「パソコンもカメラも買い直すしかない」――46歳のバツイチおじさんはインドのシリコンバレーを目指した
原田まりる
尾崎豊で意気投合し、タクシー代がタダになった夜
大川弘一の「俺から目線」
こんな自由にお前は出会ったことがあるか――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
おっぱいポロリのある地上波番組『ケンコバのバコバコテレビ』に出演して感じたこと
爪切男のタクシー×ハンター
虹の根本にある素敵なもの
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
東京五輪でチケットなしでも“絶対生観戦できる鉄板競技”とは?
元SKE48/SDN48・手束真知子の「フリーランスアイドル論」
アイドルは私生活まで“キラキラ”してないといけないの!? 現実とのギャップに困惑
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した——小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中