「バーコードハゲはカワイイ!」女性イラストレーターが語る
―[[ハゲな自分]を克服した男たち]―
成人男性の多くが抱える不安要素、薄毛やハゲ。これが足かせとなり、仕事やプライベートで積極性を欠くこともしばしば。しかし、諦めるのはまだ早い。コンプレックスを武器に、今こそ奮い立つのだ!
◆バーコードだって愛してほしい
「ハゲ=短髪にする」という方法は、一般的には正解とされるが、職種や会社の雰囲気などによって、NGの場合があるかもしれない。
また、一般的に嫌われがちな往生際の悪い「バーコードヘア」を愛する女性だって、ときにはいる。
毎日1人以上のペースでおじさんを描くイラストレーターの小野寺奈緒氏。彼女の作品には、特にバーコードヘアのサラリーマン=「バーコードリーマン」がよく登場するのだ。
「バーコードヘアにするのは、おじさんをカワイく見せるためですね。バーコードは、スキがある感じや、親しみやすさ、ユニークなイメージなどが出しやすいんですよ」
髪を真っ黒に塗りつぶすと、ソツがない印象になるが、「おでこツルツル+横と後ろだけの髪」にすると、犬っぽい愛嬌が出るなど、「薄毛」のよさはたくさんあるそうだ。
「薄毛は本人が思うより、周りはカワイイと思っている気がします。なかでもバーコードは、クスッと笑えるおかしみやカワイさ、哀愁などもあります」
さらに、「バーコードのアレンジ系」として、小野寺氏がオススメするのは、街で見かけたという「薄茶色のカラーリング+バーコード」ヘア。
「なんだか攻めていてオシャレだなと思いました。髪が少ないぶん、くしゃっとさせて、空気感を出しているまさに『薄さを生かしたバーコードヘア』ですよね」
さらに、バーコードヘアには、女性をドキドキさせないことで男として警戒されにくい効果もあるのでは?と小野寺氏は指摘する。
「バーコードを小道具にして、『気づいたらいつも近くにいる』存在を目指してみるのもいいかもしれません」
なんだか先が明るく思えてきたかも?
【小野寺奈緒氏】
イラストレーター。サラリーマンをモチーフとしたコミカルなイラストレーションを得意とし、主にビジネス系書籍や雑誌、WEBの挿絵を手掛ける。著書に『オヤジ★ジェスチャー』(晋遊舎)
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