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なぜノンカロリーアイスは見かけないのか?

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暑い日は氷菓が断然売れる!

美容を気にする女性や、メタボを気にする男性も気になることといえばカロリー。 最近では、コンビニにいけばカロリーゼロを謳う飲料やゼリーなどが多数売られており、それらのお世話になっている人も多いのでは? しかしながら、数日前までの猛暑の中でふと思ったのが、「なぜカロリーゼロのアイスがあまり売られていないのか?」ということ。 リサーチしてみると、ダイエット食品を出しているメーカーがカロリーゼロのシャーベットをネット販売しているくらいで、コンビニなど一般に流通する製品では80kcalの低カロリーアイスはあれど、なかなか「カロリーゼロ」を謳う商品はない。 これはいったいなぜなのだろうか? 人気氷菓「Bigスイカバー」などを販売するロッテの広報に聞いてみた。 「実は数年前まではウチでも『ZERO』という名前のノンカロリーアイスを出していたんです。でも、当時の市場のニーズに合わなかったんですね。最近の、ノンカロリー製品にはエリトリトールやキシリトールなど高甘味度の糖アルコール系の甘味料が使われることが多いんですが、甘味度が高いため食後も甘みが口に残るような傾向があり、爽やかさを求める氷菓などには嗜好があまりマッチしないのではないでしょうか?」 そもそも「氷菓」と区分される乳固形分を含まないタイプの製品であればそんなにカロリーが高いわけでもない。アイスでさっぱりしたい時には、やっぱり後味もすっきりしてるほうがいい、ということなのだ。 一方、氷菓ではなく乳固形分を含むアイスクリームやラクトアイスには別の問題もあるという。 「乳固形分を含む製品の美味しさのベースには、乳糖の甘さもある。乳糖を取り除くのは技術的には可能なんですが、やっぱりそれを取り除いたアイスとなると、嗜好の問題やニーズがあるのかという問題になるんです」(同) ただ、現段階では見かけないだけで、過去には発売していたわけだし、「現在も研究は行っている」(同)とのこと。 世間的なニーズが高まれば再登場もあるかもしれない!……けど、暑いといちいちカロリー気にしてアイスを断念、とか言ってられないよなぁ……。 取材・文/日刊SPA!取材班
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