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味噌煮込みうどん派の名古屋人「讃岐うどんは野蛮」と挑発

今や全国的におなじみとなった讃岐うどん。しかし、それ以外にも全国各地にさまざまなうどんがある。そばよりも地域性が強く、それぞれの土地の人がそれぞれに愛着を持っているうどん。そんなご当地うどんの魅力を熱く語り合っていただきましょう! ◆中部編
おしぼりうどん

おしぼりうどん(長野県)

 長野県と聞くとそばの印象が強いけど、実はうどんにも名物がある。 「おしぼりうどんは、大根をおろした搾り汁につけて食べるもの。初めて食べる人の大半は、おろしたての搾り汁の辛さで咳き込んでしまいます。ちなみに、このうどんは長野県北部の食べ方なので、同じ長野県民でも他エリアの人間にはあまり縁がなく、初体験のときはやっぱり咳き込みます」(34歳・男・長野県)とか……。まあ、消化はよさそうだけどね。  中部エリアといえば、「何でも味噌味で食べたがる」と揶揄する声もある愛知県の、味噌煮込みうどんも見逃せない。 「血液の半分が赤味噌でできている名古屋人にとって、赤味噌の魅力を存分に堪能できるソウルフード。『生煮えで硬い!』と初めての人は驚くけど、噛めば噛むほど味噌の風味がにじみ出てくる麺には、コシとは別物の魅力があるんです」(47歳・男・愛知県)とか、「麺が硬いって言う人もいるけど、あれは“うどんのアルデンテ”。豆味噌の濃い味と香りを受け止めるには、存在感の強い麺のほうがいいんです。だいたい、関西のうどんは味が薄すぎ。讃岐うどんに至っては、ゆでた麺に生卵と醤油を入れて混ぜるだけとか、どんだけ野蛮なんですか」(37歳・男・愛知県)など、熱い意見が多かった。 ◆あっさり味で他県出身者からも人気のきしめん  かと思えば、同じ愛知県でもきしめんとなると、また趣が異なるらしい。「愛知は味噌煮込みうどんなど濃い味のものが多いけど、きしめんは味つけがさっぱりしていて好き」(23歳・女)という愛知県出身者の指摘もある。  その他、きしめん推しのコメントを見ると「平たい麺とあっさりダシの組み合わせが最高! カツオぶしを大量に入れて食べるとおいしい」(36歳・女・愛知県)、「平べったい麺のツルツルした食感が好き」(35歳・女・東京都)、「珍しいペラペラの薄い麺は、この土地ならではだなといつも思う」(36歳・女・愛知県)など、特徴的な麺を魅力に挙げる人が多かった。 「食感や味が個性的で好き。名古屋に行ったら必ず食べる。でも、きしめんってうどんなの?」(32歳・女・神奈川県)って、確かに“きしめん”という独自のジャンルなのかもね。 【おしぼりうどん・長野県】 長野県北部の郷土料理。ねずみ大根という辛みの強い大根のおろしたてを搾った汁に釜揚げうどんをつけて食す ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=408033 【味噌煮込みうどん・愛知県】 愛知県の郷土料理。赤味噌のツユを張った土鍋で生麺を煮込み、そのまま供する。太くて硬い麺は歯ごたえ十分 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=404703
味噌煮込みうどん

味噌煮込みうどん(愛知県)

【きしめん・愛知県】 愛知県名古屋市の名物料理。平たくツルツルした麺が特徴で、かけ・ざる・あんかけなど、多彩な食べ方がある ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=408032
きしめん

きしめん(愛知県)

― 激論!全国[ご当地うどん]バトル【3】 ―
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