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『ソルサク』は初心者でも絆を深められる狩りゲーの進化版!?

『モンスターハンター』や『ゴッドイーター』といった、仲間と協力してプレイする“狩りゲー”はここ数年で数知れず登場しました。だけど、実はここでは終わらないのがこのカテゴリー。このたび、PlayStation Vita(以下・PS Vita)から『ソウル・サクリファイス』が3月7日に発売。いま、注目を浴びている新感覚の“狩りゲー”なのです。 『ロックマン』の生みの親として知られるゲームクリエイター稲船敬二氏が大手ゲームメーカーから独立し約2年。満を持して生み出された第一作目に当たります。「マルチプレイ」の醍醐味に重点を置き、魔法使いとなり魔物を狩っていくゲームです。  ただ、どこが新感覚なのかと言えば、単純にバラバラに攻撃をしかけていくのではなく、パーティメンバーそれぞれにちゃんと役割分担することが重要なところです。例えるなら、あるメンバーはボスに真っ向から攻撃し、あるメンバーは離れた場所から遠距離魔法で攻撃する、さらにあるメンバーは時間を止めて仲間をサポートしたり、仲間の体力を回復したり、といったように、それぞれがきちんと連携することで、戦略的な闘いができるわけです。  では、実際にプレイしながら説明しましょう。 ⇒【プレイ画像】はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=408634

立ちはだかる強力な魔物をみんなでどう倒すか。ここまでは従来の狩りゲーだが?

◆いざマルチプレイに挑戦!  マルチプレイは最大4名まで。ちなみに第1章をクリアしたのち、マルチプレイができるというわけ(体験版は第1章がまるごと遊べるのにびっくり!)。インターネット通信なら全国のプレイヤーとマルチプレイが可能! この時点でかなり力もついてきているので、いざ近くにいる仲間とアドホック通信で一緒に狩りに出てみることに。  SPA!編集部にて、私、ゲーム担当のまいまいは仲間を探しにさ迷っていた。そんなところ、最近PS Vitaを購入したというKデスクを発見。ちょうど暇そうなので、肩をたたくと、こんな返事が。「狩りゲーって、結局ベテランメンバーがガシガシ強くなっちゃって、俺みたいにヘタな人間は肩身が狭いんだよ! 自信ないよ!」。

最初は面倒そうだったKデスクだが……

 なるほど、わかります。とか言いながらも、Kデスクもちゃっかり第1章クリアしてるじゃないですか! 「ひとりでコツコツやるのがゲームなんだよ」と、ブーブー言っていましたが、つべこべ言わずに、同じルームに入って狩りスタート!  蓋を開けてみればこのKデスク、相当強い。体力がそれほど減らずにガシガシ倒してる。曰く、「まず操作が簡単! これまではいまいちカメラワークが合わせづらかったりとストレスがたまることが多かった。しかもどのボタンを使えばいいかちゃんと画面に記してあるのも親切。慣れたら『俺、結構うまいじゃん!』って攻撃が気持ちよくなってくる」。 倒した敵は、「救済」「生贄」を選択するわけですが……。どの選択も間違っていない! あなた次第なのです。ただレベルやステータスなどに関わってくるので、自分がいいように選択してみましょう。

瀕死状態の敵を生贄にするか救済にするか、あなたの手にかかっている

 Kデスクが活躍する一方、私はと言えば、ゲーム担当のくせに雑な戦い方をして、自分も攻撃するが、相手からも一撃を食らい瀕死状態に……。うわぁ。  ただし、ここで終わらないのがソルサク(略称らしい)。「生贄になる」「死を選ぶ」「救済を求める」の選択が出てきます。「もっと私は闘いたいんだ!」と思ったら救済を求めます。もし仲間が救済してくれると、なんと蘇生されて、また一緒に闘いに参戦できるのです。

こちらが仲間の「救済」「生贄」の選択

 逆に生贄にされると、自分の体を代償にした強力な魔法が発動。自分は死んでしまいますが今度は人魂となった状態で応戦が可能なのです。  敵からも攻撃されなければ、自分も攻撃されない。ただ、敵をタップして防御力を下げたり、仲間をタップして攻撃力を上げたりといったサポートができます。これもれっきとした「共闘」。自分が死んだって仲間が頑張ってくれる。協力できる。結果的にボスが倒せたらみんなで喜べる! Kデスクからも「俺たち頑張ったよな」と言われ、改めて絆を感じたのでした。 ◆ゲームコラムニスト「誰もが主役になれるところがウケている」  人々はなぜここまで“共闘”に魅了されるのか? ゲームコラムニストの卯月鮎氏に話を聞いてみました。 「『モンスターハンター』のヒットをきっかけに生まれた“狩りゲー”というジャンルは、今やすっかり定番となりました。この狩りゲーがウケている理由はいろいろありますが、ひとつは“誰でも主役になれる”という部分。豊富な種類の武器や特技を自分で選んで鍛えることで、他人と違った戦い方ができ、仲間と共闘したときにそれが個性として発揮できる。ゲームが上手いか下手かという単純な比較が薄まったため、友人との一体感がより得られるようになったわけです」  今回の『ソウル・サクリファイス』のシステムがウケた理由についてもこう語る。 「『ソウル・サクリファイス』は、その“誰でも主役”という部分をさらに推し進めたゲームでしょう。遠距離魔法、補助魔法、回復魔法といったそれぞれの得意スタイルで活躍できるのはもちろん、一般的なゲームなら仲間の足を引っ張る「死」も見せ場として採り入れられている。自分の命を生贄に、強力な魔法を発動してもらい一発逆転を狙う。映画やドラマのクライマックスでよく自らを犠牲にして強大な敵を倒す感動のシーンがありますが、まさにその状況です。死んで迷惑をかけるどころか英雄になれるかもしれない。そこが『ソウル・サクリファイス』の狩りゲーとしての新しさだと思います」

真っ向勝負かサポートか、必ず役割はある!

 まさに新感覚の狩りゲー。怖気づいてる人も安心してプレイができるはず。しかもPS Vitaは今値下げで安い(19980円)! 狩りゲーに乗り遅れた人も気軽にサクっとやってみては? ソルサクだけにね。 <文/まいまい>
SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス

新感覚“狩りゲー”を体感せよ!

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