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メジャーリーグにPSY&少女時代乱入!

 メジャーリーグの球場は、エンターテイメントの空間だ。全米に散らばる各チームのホームスタジアムでは、地元出身のハリウッドスターや大物歌手などが度々登場し、世界最高のベースボールの試合を華やかに彩る。熱心なベースボールファンではない人が球場に足を運んでも楽しんでもらえるよう、あの手この手で試合を盛り上げるのだ。  メジャー屈指の人気球団、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムにも先日、超ビッグなスターが登場した。「江南スタイル」でアメリカをはじめ、世界10か国のチャート1位を獲得した韓国人アーティストのPSYだ。  フランスはパリのステージからブラジルのカーニバルまで、お馴染みの”馬乗りダンス”で旋風を巻き起こしてきたPSY。4月30日にドジャー・スタジアムで行われたコロラド・ロッキーズ戦にスペシャルゲストとして登場すると、YouTubeでミュージックビデオ公開後24時間で3840万回再生というギネス記録を打ち立てた新曲「ジェントルマン」のダンスをその場で披露し、ボールパークを埋めた観衆を熱狂させた。 ⇒【動画】はこちら https://nikkan-spa.jp/434326
 イニング間にはスタンドで踊り狂うPSY。横の席に座っている元ドジャース監督、トミー・ラソーダ氏(85歳)の、まるで宇宙人を見ているかのような唖然とした表情が印象的だ。  ドジャースには今年、韓国球界屈指のサウスポー、柳賢振が大型契約で加入。この日はちょうど柳が先発予定で、PSYは自身と同じく世界を舞台に活躍する同胞の応援も兼ねて駆けつけたのだ。事前に行われたインタビューでPSYは「柳に不要なプレッシャーを与えなければ良いけれど……」と話していたが、そこは全く心配無用。  柳は自身メジャー最高の12奪三振を挙げる快投で見事に勝利を挙げ、MLB公式サイトも「韓国メガスターの共演」と題し、両者のパフォーマンスを称えた。  PSYは試合後、ドジャースのクラブハウスも訪問。生「江南スタイル」との対面にはメジャーリーガーたちも大興奮で、クラブハウスではPSYとの記念写真を求める行列ができた。  チームの主力、ハンリー・ラミレスは試合終了後即座に、ツイッターにPSYとのツーショットをアップ ⇒https://twitter.com/HanleyRamirez/statuses/329467125414645760  柳は以前にクラブハウスで「江南スタイル」を披露したことも。エースのクレイトン・カーショーらを巻き込んでの”馬乗りダンス”はチームメイトの爆笑を誘い、この様子を収めた動画はMLB公式サイトにも掲載された。 ⇒【動画】はこちら https://nikkan-spa.jp/434326 http://www.youtube.com/watch?v=8bkpwqgJZ64  PSYに続き5月6日には、こちらも韓国の人気アイドルグループ『少女時代』のティファニーが、ドジャー・スタジアムで始球式を行う。柳が少女時代のファンを日頃から公言していることに加え、ティファニーはLA生まれの韓国系アメリカ人でもあり、コラボ実現に至った。  ちなみに過去にドジャー・スタジアムで始球式を行ったスター達を列挙すると、ビクトリア・ベッカム、シャロン・ストーン、ハリソン・フォードなど蒼々たる名前がズラリ並ぶ。  華やかなメジャーリーグの世界と、ワールドワイドに人気を博す韓国発エンターテイメントのコラボ。メジャーリーグの醍醐味は、超一流選手たちのスーパープレーはもちろん、こんなエンターテイメント性にもあるのだ。 <取材・文/スポーツカルチャー研究所> http://www.facebook.com/SportsCultureLab 海外スポーツに精通したライターによる、メディアコンテンツ制作ユニット。スポーツが持つ多様な魅力(=ダイバーシティ)を発信し、多様なライフスタイルを促進させる。日刊SPA!ではMLBの速報記事を中心に担当
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