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7割の男性が「美容に関心があり」

20~40代を中心に、美容に関心を持つ男性=“綺麗男(キレオ)”が増えているという。身だしなみの一環という枠を超え、美白や永久脱毛、血液クレンジングや腸内洗浄にまで手を出す男性も。メンズ美容の最前線を追った! ◆コスメ&家電でメンズ美容の市場は拡大 メンズ美容「男が美容にハマるなんて恥ずかしい、ナルシシストっぽい」というのは昔の話。ネイルケアや顔面パックなど美容に関心を持ち、生活に取り入れている“綺麗男”が、20~40代の間で増えている。ビューティワールド総研が’11年に行った調査(1都3県在住の25~49歳の男性500人を対象)によると、「美容に関心がある」「やや関心がある」と答えたのは、25~29歳で78%、30代で73.5%、40代でも59.5%と半数以上に及んだ。 ※グラフ参照 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=436268  また、「電車の窓ガラスや、街のショーウィンドウで自分の姿をチェックすることが多い」にも、25~29歳の男性の2割が「はい」と回答。もはや、男が美にこだわることは、当たり前になっている。  これは市場でも顕著で、化粧品メーカー各社では、従来の洗顔料や整髪料だけではなく、男性用日焼け止めや美白効果のある化粧水などをリリース。民間調査会社の富士経済によると、女性向けスキンケア市場が伸び悩んでいるのに対し、男性用スキンケアの市場規模は、’01年の115億円から’11年には190億円と約1.7倍に。  さらには、コスメにとどまらず、永久脱毛やプチ整形、アンチエイジングなどに手を出す意識の高い(?)綺麗男も増加中だ。
弓削田浩主氏

弓削田浩主氏

「アンチエイジングや小顔、美肌を求めてクリニックにやってくる男性の患者様もここ2、3年で確かに増えています。男性4人組で来る方などもいますが、彼女や奥さんに肌の衰えを指摘されて一緒に来る方が多いですね」と語るのは、品川スキンクリニック院長の弓削田浩主氏。同院では「男性専用エリア」も設けており、現在は患者全体の7~8%程度が男性だ。かつてはホストなどの職業の人が中心だったが、今は一般のサラリーマンが増えているのだ。 【弓削田(ゆげた)浩主氏】 品川スキンクリニック品川院院長。男性で多い診療科目は、鼻・フェイスライン、若返り・アンチエイジング、二重まぶたなど。詳細は、http://shinagawa-skin.com ― ここまできた![メンズ美容]最前線【1】 ―
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