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総合格闘家・北岡悟が語る「格闘技レビュー」の世界

北岡悟氏

北岡悟氏

 いいモノを求め、あるいは“ハズレ”を引かないため、参考になるのがネットのレビュー。だが、誰しもが“発信”できるゆえ、読むに値する情報の選別は大変!?  そこで「格闘技の世界での素人レビューを、プロはどう読んでいるのか」を参考に、現在のレビューのありかたを考えてみよう。  リングと同時にネット上でも白熱の論議が行われる格闘技界。プロはプロでも批評される側のプロはどう見ているのか? 総合格闘家・北岡悟選手は「業界が厳しいと言われる現状で、賛否ひっくるめてファンの皆さんに語ってもらえること自体ありがたい」と語る。 「特に僕のやっている総合格闘技は打撃系、寝技系などさまざまな格闘技が混じっていますから、それぞれの比較もありますし、プロレスとは永遠に比べられるものです。それぞれが受け取ったものが、それぞれの真実。だから思った通りに書けばいいと思います」  北岡選手自身、ツイッターでの歯に衣着せぬつぶやきはファンの間で有名で、ときに議論の火種となることもあるのだが……。 「実は4月末の試合で、最終ラウンドの残り30秒で判定勝ちできると踏んで闘うのを避けて勝ちに徹したら、ネットの格闘技マニアの間で賛否両論で。プロデビュー間もない頃はヘコんでいただろうけど、批判は裏返せばある意味注目されていることでもある。僕のやることは変わらない。ポジティブに捉えていますが、悪辣に絡んでくるユーザーは容赦なくブロック(笑)」  そんな北岡選手が一目置いているのが、ツイッターアカウント@tatsuyakayさん。 「都内開催の格闘技大会を必ずと言っていいほど観戦して、実況しています。各試合前につぶやく選手の戦績情報は、デビュー間もない若手や地下格闘技に出ているアマチュア選手までを網羅。もはやパンフレット代わりですよ。選手を尊重しつつも、常にニュートラルな姿勢で観戦するから、試合内容もオフィシャルよりも素早く的確に伝えてくれる。ときに格闘技界に対する理解の低さへの憤りも感じるつぶやきもあって、格闘技界への愛を感じるんですよ」 ※6/25発売の「週刊SPA!」では「プロが論評 [素人ネットレビュー]は凄いのか?」という特集を掲載。アイドル業界からグルメまで、各界のプロが参考にしている「素人レビュー」とは? <取材・文/加藤カジカ>
週刊SPA!7/2・9合併号(6/25発売)

表紙の人/福山雅治

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