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原因不明の火災に病原菌…【渋谷ネズミ大増殖の恐怖】

昨今、駅周辺の再開発など明るい話題の多い渋谷だが、そんな“表の顔”とは裏腹に、ネズミが巨大化&異常繁殖しているという。その凄まじい現状を追った―― ◆原因不明の火災に謎の死。深刻な“二次被害”とは?  ネズミがかじることによる商品の汚損など経済的被害も深刻だが、最も恐ろしいのはネズミから人への感染症の媒介(ネズミ由来感染症)だ。 「都内ではここ10年のなかで患者の発生はみられていませんが、ネズミ由来感染症として、腎症候性出血熱(HFRS)というネズミの糞や尿の中にある病原体への接触によって感染する病気があります。発熱や皮膚などからの激しい出血に加え、蛋白尿などの症状を伴い、過去には’60~’70年代にかけて、大阪の梅田地区で大流行し、119人の患者と2人の死者が出ました。ほかにも、風邪に似た症状から腎障害などを伴うレプトスピラ症や鼠交症など多くの疾患があります」(東京都福祉保健局)  都内の駆除業者の間では、「ネズミに噛まれた駆除業者が原因不明の病気で死亡した」という噂も流れているという。その真意はさておき、それほど注意すべき存在だということは確かだ。  また、感染以外にも深刻な被害を及ぼしているのが、ネズミが原因で起こる火災だ。東京電力の福島第一原子力発電所でも、ネズミにより大規模な停電が発生したのは記憶に新しい。 「駆除現場では、天井裏でケーブルなどの電気配線がネズミにかじられて火花が散っていることすらあります。原因不明の火災はたいていネズミが原因ですよ」(都内のネズミ駆除業者)  渋谷消防署によると昨年、出火原因が不明の火災が2桁近く起きたという。深刻な被害を及ぼしかねない脅威は、すでに足元にまで忍び寄っている。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=481355 ― 渋谷で巨大ネズミが異常繁殖中【5】 ―
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